三角絞めでもてなして

「三角絞めでつかまえて」(http://ameblo.jp/kamiyamaz/)の避難所的なブログです。

チョコレートドーナッツ(ネタバレ)

チョコレートドーナツ

チョコレートドーナツ

原題:Any Day Now
2012/アメリカ 上映時間97分
監督・製作・脚本:トラビス・ファイン
製作:クリスティン・ホステッター・ファイン、チップ・ホーリハン、リアム・フィン
脚本:ジョージ・アーサー・ブルーム
撮影:レイチェル・モリソン
編集:トム・クロス
音楽:ジョーイ・ニューマン
音楽監修:PJ・ブルーム
出演:アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、アイザック・レイバ、フランシス・フィッシャー、グレッグ・ヘンリー、クリス・マルケイ、ドン・フランクリン、ケリー・ウィリアムズ、ジェイミー・アン・オールマン
パンフレット:★★★☆(700円/コラム3本はどれもタメになるし、楽曲リストも地味にありがたい)
(あらすじ)
1979年のカリフォルニア。歌手を夢見ながら、ショーパブでパフォーマーとして日銭を稼ぎ暮らすルディ(アラン・カミング)は、客として訪れた検事局のポール(ギャレット・ディラハント)と心を通わせ合い、交際を始める。そんな折、ルディはアパートの隣の部屋に住むダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)が、危険薬物を所持し逮捕された母親のために、施設へと隔離された事実を知る。繰り返されるマルコの脱走に心を痛めたルディは、ポールを説き伏せてマルコを引き取りともに暮らそうと提案する。同性愛の恋人同士であることを伏せ、法的手続きによりマルコの監護者となった二人は、本当の両親のようにマルコに愛情を注ぎ、三人で幸せな日々を送る。だが、周りの反応は冷淡であり、彼らをパーティに招いたポールの上司との衝突で事態は一気に悪化し、ふたりはマルコの養育者と認められず裁判沙汰となる。弁護士の奮闘もむなしく、ルディとポールはマルコとの関係を引き裂かれる。そしてふたたびの脱走を試みたマルコが放浪のあげく悲惨な運命をたどったことをルディは知る。歌手として認められたルディは、愛する者たちとのつながりを引き裂かれた怒りと悲しみとをマイクに叩きつけてゆく。(以上、Wikipediaより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※この感想には、超痛い&グロい画像が貼られているので、そういうのが苦手な人は気をつけて!
※今回の感想は、かなり心が狭くて、本作が好きな人は不快になる怖れがあるので、読まない方が良いです。
※今回の感想は、「Farm House」「ヒドゥン」などのネタバレに触れているので、気をつけて!


劇場で観た旧作の感想はあまりアップしない方針なんですけど、いろいろと書きたいことがあったので、適当に更新しておきますね。2014年に劇場で上映されていたころに良さげな評判は聞いていたものの、基本的には“カンフーの達人とムエタイ使いを相手に三つ揃えのスーツを着た男が「サッポーロン!(`Д´)(`Д´)ノヽ(`Д´)」と拳をぶつけ合うようなアクション映画”を好むブログ主ですよ。アッサリとスルーして、仕事や子育てや自慰行為に精を出していたんですけれども(1つアウトな文章)。先月、感想を書くために「ショコラ 君がいて、僕がいる」をもう一度観ておきたくて、鵠沼海岸の”美味しいパンが食べられる映画館”シネコヤに足を運んだ際、本作が「『違う』ということ」というテーマで同時上映されていたので、ついでに鑑賞いたしました。「二つ我にあり… (´・ω・`) ウーン」と思ったり。


「ショコラ」鑑賞パンなどを食べる→本作鑑賞という流れ。席はほぼ埋まってました。
2本立て


まぁ、あらすじに関してはWikipediaを読んでいただくとして、鑑賞直後は「感動した!ヽ(TДT)ノ」のひと言でしたよ。ルディ役のアラン・カミングが素敵すぎるし、その恋人ポールを演じたギャレット・ディラハントも良かったし、何よりもマルコを演じたダウン症の役者アイザック・レイヴァが素晴らしくてね…(しみじみ)。「子どもにとって大事なのは“血縁”ではなく”愛情”」というのは、僕のベストムービーの1本である「隣る人」と共通するテーマであり、鑑賞中はマルコが可哀相すぎて涙が止まらなかったです… (iДi) ウェェェェェ


あーだこーだあって、一緒に暮らすことになった3人。優しい理解者もいるものの、世間の風当たりは厳しく…。
一緒に暮らすことになった3人

あーだこーだあって、ヤク中の母親がマルコの親権を取り戻す→放置→マルコは死亡するのです。
放置されるマルコ

最後は歌手になったアランが「I Shall Be Released」を歌って終わるのでした… (iДi) ウェェェェェ




つーか、日本に比べたらアメリカはまだゲイに対してリベラルなムードがありそうですけど、1979年と言えばハーヴェイ・ミルクが射殺された翌年ということで、まだまだ偏見がモリモリの厳しい時代なワケで(パンフの村尾泰郎さんのコラムによると、ゲイというだけで逮捕されたそうな)。そりゃあ、世間的に「ゲイのカップルが少年を育てる」なんてハードルは高かったのかもしれませんが、しかし。「マルコがヤク中の母親の元へ→母親はまた薬物に手を出して男とセックス→マルコは街を3日間さまよう→野垂れ死に ('A`)」というラストはあんまりすぎであり、あのヤク中の母親にそのクソ弁護士、そして検事局のクズ上司がのうのうと生きたまま終わるなんて、まったく留飲が下がらない!ヽ(`Д´)ノ ということで、今回は「それでも夜は明ける」以来の留飲ダウンシステム(RDSを発動させたのでした↓



<1人目:マルコの母親・マリアンナ>

母親役はジェイミー・アン・オールマンという女優さん。
マリアンナ(ジェイミー・アン・オールマン)

マルコと暮らしていたシングルマザーのマリアンナには、何か事情があったのでしょう。子どもを放置して違法薬物&セックスに耽るのも、貧困の中で辛い現実から逃げたいがゆえと思えば、まだ同情の余地がなくはない。だがしかし、ルディ&ポールという素晴らしい「隣る人」が現れたのに、「母親ヅラしてマルコを奪う→即放置」ってのは、最低最悪であり、この女は死をもって償うべき。検索してみたら「Farm House」というホラー映画でハードに拷問されていたので、その愉快な様子をGIFにしてみたぜッ!(`∀´) ザマァ!

「チーズおろしでヒザ小僧を削られる」というイヤすぎる拷問を受けて絶叫!
「Farm House」で拷問されるジェイミー

「ホラーSHOX [呪] 」さんの記事によると、「Farm House」では保険金のために子殺しをしたそうで、事故死したり、悪魔に嫌がらせをされたりするそうな。
事故死したジェイミー



<2人目:マリアンナの弁護士・ランバート>

グレッグ・ヘンリーが演じております。
ランバート(グレッグ・ヘンリー)

ルディ&ポールと対立するのは、彼の仕事なのだから、まぁ、仕方ない。そのことを憎んでは弁護士という職業が成り立たないものね…と思いつつも! コイツの顔にはゲイへの偏見がアリアリアリアリアリーヴェデルチであり、自分にも子どもがいるくせにマルコに対して1ミリも親身にならない姿勢にムカついて仕方ないので、ジェームズ・ガン監督の傑作グロホラー「スリザー」にて、虫けらのように射殺される場面をGIFにしてお届けいたします (o^-')b オトドケ!

まぁ、「スリザー」では、死ぬことで救われてるんですけどね。
「スリザー」で射殺されるグレッグ・ヘンリー



<3人目:ポールの元上司/州検察官・ウィルソン>

演じたのはクリス・マルケイ。ああん、この場面の憎さ、無限大!ヽ(`Д´)ノ キィィィィ!
バン!

序盤から部下のポールがゲイかどうか怪しんでいて、なかなかイラッとさせられるキャラクターなんですが、コイツへのムカつきが沸騰するのはクライマックス。ルディとポールは優秀な弁護士ロニー(ドン・フランクリン)を雇って、再審で勝てるムード満点だったのに、ウィルソンの妨害工作によって、母親が出所→2人はマルコの親権を奪われるワケですよ。その動機は「単なる意地悪」以外の何物でもなく、上に貼った「指バーン」場面を観た瞬間、あまりの怒りに血液が沸騰して脳がグツグツと煮込まれてしまい、一時は九九が言えなくなったほど。マジで本作のクズ・オブ・ザ・クズであり、ラスト、アランが歌う中で反省ヅラを見せるけどさ、もう“しっかりと大人”なんだし、「やっていいこととわるいことの区別はつくはずだな!(`Δ´)」ということで、日曜洋画劇場あたりで腐るほど観た気がする「ヒドゥン」で景気よく銃撃されるシーンをGIFにしてみたYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!

こんな反省した風のオーラを漂わせても、時すでに遅し。
反省した風のウィルソン

警官隊が銃撃→爆破で再起不能(リタイヤ)だ〜(JOJO第三部風に)。
ヒドゥンの銃撃シーン

まぁ、その後はこんな感じになるんですけどね。気になる人は「ヒドゥン」をチェック!m9`Д´) ビシッ
寄生!



さて、驚くほど偏差値が低い方法で溜飲を下げたところで(苦笑)、本作のベースとなった実話はどんな内容だったのかが気になって検索してみれば、元になった話では少年が死んでいないみたいだからビックリ!Σ(゚д゚) ナンデスト! 事の真偽を確かめるべく、仕方なくパンフをネットで購入→監督インタビューを読んでみれば、「ジョージ・アーサー・ブルーム(※脚本家)はブルックリンのアトランティック大通りに住んでいて、近所に住んでいたルディって立派なやつのことを知っていたんだ。ルディが住んでいたアパートに、精神的にも肉体的にもひどい障がいを持った子どもがいて、その子の母親は薬物依存症だった。ルディは何度かその子と過ごすことがあった。ジョージはこのふたりの関係にインスパイアされて、養子縁組についてのフィクションを書いたんだってことだそうで。


ついネットでパンフを買ってしまいましたが…。
パンフ、買っちゃった

どうせならシネコヤで買ってあげれば良かったなぁ。
シネコヤではパンフが700円で売ってました


なんて言うんですかね、「実話から生まれた」のはウソじゃないし、実際にダウン症の少年が街をさまよった挙げ句に野垂れ死んでいないことは喜ばしいし、1979年が舞台ならゲイのカップルが子どもを引き取ろうとしても、こんな悲劇的なオチになる可能性は高いと思いますけど…(要は、差別自体は「あった」のだから)。なんか“ほぼフィクション”と知っちゃうと、意地悪な登場人物たちやマルコが死ぬバッドエンドがスゲー取って付けたように思えてきちゃったりしつつ、「で、でも、素晴らしい映画じゃないか!(`Δ´;)」と擁護したい僕もいたりして。「二つ我にあり… (´・ω・`) ウーン」という複雑な心境に陥った次第。


ということで、僕の心境を代弁する「本部以蔵宮本武蔵の試合を観ていた武道家たち」を貼っておきますね。
二つ我にあり...


つーか、面白いなぁと思ったのは、シネコヤで本作と同時上映だった「ショコラ 君がいて、僕がいる」の方も「実話をベースにしつつもフィクション要素が強い映画だった」ということ。この2本立てのテーマ「『違う』ということ」は人種や性的指向を指しているのかと思っていましたが、もしかすると「映画と現実が違う」という意味でもあったのか…ってのは深読みですかね (´∀`;) エヘヘ まぁ、何はともあれ、鑑賞直後のテンションよりは若干トーンダウンしちゃったけど(苦笑)、観といて良かったです (・∀・) ヨカッタ! 興味がある人なら、観て損はしないんじゃないかしらん。あと、感想の中で引き合いに出した「隣る人」ですが、権利の関係上、DVDになることはないんですけど、公式HPには自主上映会情報が載っていて、例えば東京だと9月23日(土)に上映会&トークセッションがあったりするので、こちらもぜひ!m9`Д´) ビシッ




本作の国内盤サントラ。輸入盤デジタル盤もあります。



なんとなく思い出したハーヴェイ・ミルクの伝記映画。いろいろと勉強になりましたよ。



パンフで河原晶子さんが書かれていましたが、僕もルディはこの映画のダスティン・ホフマンっぽいと思いました。



ただ、監督的はルディは、この映画のダスティン・ホフマンをイメージしたとか (゚⊿゚) ヘー



シネコヤにて、本作と合わせて紹介していた本。読めば良かったなー。







テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2017/08/01(火) 23:05:00|
  2. 記事(2017)
  3. | トラックバック:0

お嬢さん(ネタバレ)

※本作はミステリー映画であり、ネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、未見の人は読んだらダメでございます!m9`Д´) ビシッ
※今回の記事は、下ネタまみれなので、そういう文章が苦手な方は気をつけてほしいでございます!m9`Д´) ビシッ









お嬢さん

お嬢さん

原題:Ah-ga-ssi/The Handmaiden
2015/韓国 上映時間 145分
監督・製作・脚本:パク・チャヌク
製作:シド・リム
製作総指揮:マイキー・リー
原作:サラ・ウォーターズ
脚本:チョン・ソギョン
撮影:チョン・ジョンフン
美術:リュ・ソンヒ
衣装:チョ・サンギョン
編集:キム・サンボム、キム・ジェボ
音楽:チョ・ヨンウク
出演:キム・ミニ、キム・テリ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン、キム・ヘスク、ムン・ソリ
パンフレット:★★★★(650円/この公開規模のアジア映画にしては頑張ってる。デザインは素敵だし、コラム2本もタメになります)
(あらすじ)
スラム街で詐欺グループに育てられた少女スッキ(キム・テリ)は、藤原伯爵と呼ばれる詐欺師(ハ・ジョンウ)から、ある計画を持ちかけられる。それは、莫大な財産の相続権を持つ令嬢・秀子(キム・ミニ)を誘惑して結婚した後、精神病院に入れて財産を奪い取ろうというものだった。計画に加担することにしたスッキは、人里離れた土地に建つ屋敷で、日本文化に傾倒した支配的な叔父の上月(チョ・ジヌン)と暮らす秀子のもとで、珠子という名のメイドとして働きはじめる。しかし、献身的なスッキに秀子が少しずつ心を開くようになり、スッキもまた、だます相手のはずの秀子に心惹かれていき……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




93点


尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」でまとめて紹介されたほど、3月に公開された韓国映画3本はどれも前評判が良かったりしましてね。で、3月中旬に「アシュラ」「哭声 コクソン」を観て、下旬にやっとTOHOシネマズ新宿で「お嬢さん」を鑑賞したんですが、大好きでした (〃∇〃) ウフフ 4月下旬、シネマート新宿でもう一度観たほどであり、まさか3本の中で一番ストライクな映画になるなんて、思いもよらなかったですよ。


TOHOシネマズ新宿の1番スクリーンは満席状態であり…。
1番スクリーン

シネマート新宿で観た時は立ち見が出るほど。スゴイね!
シネマート新宿


なんて言うんですかね、パク・チャヌク監督作のどことなく奇妙さが漂う世界観やらフェティッシュな作家性やら、女性2人の物語という要素やらカタコトの日本語やら、役者さんたちの熱演やら、すべてがプラスとなって、化学反応を起こしてスパークした印象。まず、映画のように3部構成で適当かつ雑にあらすじを垂れ流しておくと、こんな感じだったのです↓


<第1部:スッキ>

女中として屋敷に潜入する詐欺師スッキの目線で話が進みます。
スッキ(キム・テリ)

女泥棒の娘として生まれ、スラム街で詐欺グループに育てられた少女スッキは、同じスラム出身の詐欺師・藤原伯爵から、「金持ち上月の令嬢・秀子をオレに惚れさせて駆け落ち→資産だけブン取って精神病院に入れちまおうぜ!(`∀´) フハハハハ」なんて計画を持ち込まれて、やる気マンマン日曜日だったのですけれども。お嬢様ったら世間知らずで可哀相…というか、少しずつ好きになってきちゃって…。「キスってどうすればいいの?」なんて聞かれたから、ええいままよとやってみたら、セックスに発展しちゃって、秀でた美しさでございますッ!川*゚∀゚)=3 ムッハー とは言え、やっぱりお金はほしいからと、藤原伯爵の駆け落ち計画を渋々進めて、ああ、このままお嬢様は精神病院に入れられちゃうのだわ、アタシどうしよう…なんて思っていたら、秀子ではなくスッキが精神病院にブチ込まれてしまうから、ちくしょう、なんて女だ!Σ(°д°;し ダマサレタ!

コイツが藤原伯爵。彼が立案した詐欺プランに乗ったものの、スッキはお嬢様を好きになってしまって。
藤原伯爵(ハ・ジョンウ)

性の知識がないお嬢様に手ほどきしたりしてね。
初夜はどうするの?

ところが、最後はスッキが精神病院に入れられるからビックリですよ
精神病院に収容されるスッキ



<第2部:秀子>

次は秀子目線で話が語られるのです。
秀子(キム・ミニ)

母親が死に、韓国に住む“金持ちな叔父”上月と一緒に暮らすことになった秀子でしたが、チンコだマンコだとエロ小説を朗読させられる虐待生活に突入。しかも「チンコ (´∀`し ウフフ」なんて少し笑ったぐらいで叔母ともども暴力的な仕打ちをされる上に、なんか秘密の地下室でハードな目に遭いそうなムードがムンムンだったりするので、「チンコ (`・ω・´し キリッ」と真剣に取り組むエブリデイ。自分の前に朗読を担当していた叔母の自殺を経て大人になった秀子は、変態金持ちどもを相手にエロ小説を朗読する日々を送っていたところ、藤原伯爵が登場して、「ビジネスとして私と駆け落ちして、あなたの資産を山分けしましょう ( ̄ー ̄) ニヤッ」なんて提案をしてくるから、その話、乗った!m9`Д´し ビシッ

幼いころからエロ小説を読まされる秀子。
朗読の練習中

しかも、逆らうと容赦ない仕打ちが待っているから地獄なのです。
顔を掴んでグリグリ!

そして成長すると、芝居を交えながら立派に朗読できるようになり…。
変態貴族相手の朗読

変態貴族たちも大満足なのでした。
変態貴族たち

その計画では「アホな女中を身代わりにして精神病院にブチ込む→自分は自由の身になる」という予定なので、今までいた女中を解雇して、藤原伯爵プロデュースのスッキが来てみれば、“自分では頭がいいと思っているマヌケ”だったから、ヤレヤレ(苦笑)と思いながらも実は性格が良い素直な子で、アタシのことを大事に想ってくれそうだし、少しずつ好きになってきちゃって…。「キスってどうすればいいの?」なんてカマトトぶってみれば、セックスに発展しちゃって、秀でた美しさでございますッ!川*゚∀゚)=3 ムッハー

この場面、性の知識まみれなお嬢様の擬態だったというね。
初夜はどうするの?

もうスッキがずっと側にいてくれるなら、藤原伯爵との駆け落ち計画なんてどうでもいいの…なんて思ってみたら、スッキは「伯爵と結婚すべきです… (`Δ´;し」なんて計画の実行を最優先するから、「絶望した!川TДT)ノ」と叔母のように首吊り自殺を試みてみれば、スッキが泣きながら「死なないでぇ〜!ヽ(TДTし」と止めにきて。「私はお嬢様を騙そうとしてたんです… (ノω・、し」「あら、私こそアナタを騙そうとしてたのよ 川´∀`) オアイコネ」なんて「走れメロス」ライクな和解を経て、第3部に突入だッ!川`Д´)人(`Д´し ウォォォォォッ!

こうして和解した2人が反逆の狼煙を上げるという燃える展開!
私を騙したつもり?



<第3部:解放>

この2人による「藤原伯爵の裏をかく計画」がスタートいたします。
騙し合う2人

スッキと秀子は密かに詐欺師グループと連絡を取って、スッキは彼らの力で精神病院を脱出。その間、秀子はアヘン濃縮液を使って藤原伯爵を眠らせる→金を奪って、スッキと落ち合いまして。上月の追っ手に囚われた藤原伯爵は、秘密の地下室で指を切り落とす拷問を受けるも、水銀入りのタバコを吸うことで、気化した水銀で上月を退治&自分も死にましてね。そのころ、自由の身になったスッキと秀子は、鉄製のプレジャーグッズを使って、すっかりお楽しみなのでした… 川〃∇〃)(〃∇〃し ウフフ

藤原伯爵は、秀子にアヘン入りワインを飲まされてしまい、地獄へ直行エンド。
アヘン入りワインを持って藤原伯爵のところへ

最後はこんな感じで終わってましたよ。
幸せな2人



大雑把に好きなところを3つ挙げると、1つ目は「女性たちが解放される物語」として楽しかった。本作の原作は「このミステリーがすごい! 2005年版」の海外部門で第1位になったサラ・ウォーターズの「荊の城」なんですが、舞台を19世紀半ばのイギリスから日本統治時代の韓国に移しただけでなく、第3部は原作と異なる展開にしたそうで。僕は未読なので、原作がどういうオチなのかは知りませんが、最後が2人の濡れ場で終わることに関して監督はパンフでこんなことを仰っていて↓


( ´_ゝ`)
メイルゲイズ、男性視点で撮ってはいけないと、自らを検閲しながら撮っていました。
とはいえ、女性の体の美しさ、女性が快楽を楽しむことに対する賛美を惜しまず、
ポジティブなものとして捉えたかった。
私は原作を読んでいた時から最後は濡れ場で映画を終えたいと思っていました。
というのは、秀子は子どもの頃から性的に強い搾取を受けて成長してきた女性だから。
最後は男性の視線にさらされる対象、男性が好む物語を朗読する女性ではなく、
好きなことをし、快楽を追求する形で終わらせてあげたいと思いました。
それが私からの秀子へのプレゼントです。



「監督ったら優しい… (ノω・、)」と思ってね…(しみじみ)。時代や社会から虐げられてきた2人の女性が愛する人を見つけて(特に秀子の「私の人生を壊しにきた救世主」という台詞が泣ける!)、イチャイチャして終わるラストは多幸感に満ちていて。なんて言うんですかね、ハッピーエンドの「テルマ&ルイーズ」を観た気分というか。とは言え、世の「濡れ場」というものは、僕や「濡れ場ンディアス」こと2代目しまおまほさんのようなゲスな男性客から「おやおや、百合ですな (・∀・) ニヤニヤ」なんて目線で消費されるシーンでもあるワケですが、この点でもパク・チャヌク監督がよく考えているなぁと思ったのは、2人がセックスに使用するプレジャーグッズですよ。


鉄製の鈴なのです。
鉄製の鈴


「映画の中盤で叔父の上月が幼いころの秀子を虐待するために使っていた“恐怖の象徴”が、2人の喜びを繋ぐアイテムに変わる」という流れが見事なだけでなく(たぶん別物ですが、形状が似てるのはそこを意識していると思う)。ごめんなさい、他の男性がそう思うかどうかは別として、僕は「お…大きい… (`Δ´;) ヌゥ」とドン引きしたのです。僕が装備する愚息の大きさがアイスランドにおける「法的な長さ」をクリアしているかどうかは置いといて(苦笑)、あんなのが女性器やアナルに入るんですか? いや、子どもが生まれる場所だから女性器はまだ大丈夫だとしても、アナルは結構ハードル高いんじゃないですかね?(痔になるどころかマジで裂けるよね?) まぁ、何はともあれ、僕はあの大きい鈴を見せられて、「お前のような粗品野郎はお呼びじゃないのよ!川`∀´)川`∀´) オホホホホホ」と言われているような気がして、胸が痛くて男性目線で消費するどころじゃなかったーーって、どうでも良いですかね。


ここまで読んだ方の心を代弁する曲を貼っておきますね↓




2つ目は、藤原伯爵の描き方。そりゃあクズな詐欺師ではあるものの、貧しい出自から成り上がった苦労人であり、本当は秀子のことを愛していたんですよね。ただ、人を騙し続けてきたゆえに、素直な想いを伝えられなくて。秀子自身はレズというよりは「“自分を心から愛してくれる人”を愛しただけ」であって、彼の「『若干好き』発言」や「スッキへの情のなさ」がなければ、結ばれることはなくとも、上月に引き渡されるような目には遭わなかったと思うのです。ただ、あの「若干好き」的なアプローチって、バカな男はやりがちじゃないですか。

実は僕も初めて好きな女性に告白する際、防衛本能から「た、たぶん僕は君のことが好きだと思うんだけどさ… (´∀`;)」なんて、腰の引けたトークを繰り広げてフラれてましてね…(遠い目)。世の中には「恋愛工学」なんてアホな思想が出回っていたりするワケですが、奥さんを含めて7人の女性と恋愛した(そして6人にフラれた)僕の経験則から言えば、小手先で“愛”は獲得できないというか。テクニックや理論じゃなく、「“気合い”の入った“硬ェー拳”が強ェーンだよ」ということがよくわかる展開だったなぁ…と思ったんですが、我ながら伝わりにくい文章を書いたことは十分自覚しております (´Д`;) スミマセン


「疾風伝説 特攻の拓」の好きなコマを貼っておきますね。警察時代、鵜呑みにしたら、パンチが全然当たらなくなりました。
“気合い”の入った“硬ェー拳”が強ェーンだよ


終盤の藤原伯爵も味わい深くて。騙されたのに恨み言を一つも言わないの。死地へ連行される車内で「普通のタバコ」を全部吸って「後の惨劇」に備えるのが渋いし、拷問も受け入れるムードもカッコ良かった。「水銀入りの青いタバコ」を吸って死にかける時、最後に思い浮かべるのが秀子というのも「彼女のことが本当に好きだったんだなぁ」というのがわかって、クソ野郎ながらもグッときたりしてね。ラスト、上月を道連れに死ぬ際に残した「死ぬ前にチンポを守れて良かった… (´・ω・`)」という台詞は、「ナイスガイズ!」「でも即死だったから大丈夫!(o^-')b」に並ぶ名台詞であり、「良かったネー (ノω・、)」と涙が止まらなかった男性観客は僕だけじゃなかったと思うし、そんな目に遭いながらも「史記」を編纂した司馬遷の偉大さをあらためて噛み締めた次第。


拷問に耐える藤原伯爵。チンコを切られる寸前で死ねるのでした。
拷問される藤原伯爵

なんとなく宮刑を受けた司馬遷を貼っておきますね(「史記」より)。
宮刑を受けた司馬遷

なんとなく「最強ロボ ダイオージャ」のED曲を貼っておきますね↓


最強ロボ ダイオージャ ~ ヨカッタネ宇宙 投稿者 retudou


3つ目は、何とも言えない奇妙さが面白かった。和洋折衷の独特な美術に、韓国の俳優たちが語るカタコトの日本語&「チンポ」「マンコ」といったダイレクトなエロ単語の数々(監督的に日本人が違和感を感じるのは織り込み済み)、日本の変態富裕層を相手にしたエロ小説の朗読会という設定、官能小説の挿絵を再現する装置などなど、江戸川乱歩先生の小説を映像化したような、淫靡かつダークでありながらもどこかユニークな世界観は最高としか言いようがなくて。終盤の拷問シーンにしても、葛飾北斎の「蛸と海女」を意識したタコの水槽や、切断された性器などのホルマリン漬けが展示されている“秘密の地下室”描写が100点なのはもちろんのこと、「本の裁断機で指を切断する」というハードな内容にもかかわらず、不思議と愉快なムードが漂うのがスゲェなぁと(親指の切断には少し時間が掛かったりするあたりの細かさが好き)。藤原伯爵が初夜の様子を聞きたがる上月に言い放つ、「こら、貴様! 人の妻の初夜の様子を聞く奴があるか!( ゚д゚)」の叱責とか、笑っちゃいましたよ。


失われた挿絵を再現すべく、木偶と宙づりになる秀子。「なにこの装置」と書かざるを得ないビジュアルなのです(でも好き)。
挿絵の実演

指を裁断するって相当残酷なのに、上月を演じたチョ・ジヌンのチャーミングさもあって、どことなく愉快だったり。
指を裁断!


ちなみに一番好きだったシーンは、スッキと秀子が初めてセックスをする場面。「キスってどうやってするのかな… (´・ω・`し」「仕方ない、教えてあげますよ 川´_ゝ`)」的な展開って、エロ漫画で腐るほど目撃し、何度となくオカズにしてきたワケですが(サラリと赤裸々な告白)、それの実写版としてムラムラした…というワケではなく。貝合わせ中の2人が心を通わせた瞬間に固く交わす握手のあまりの熱さに感動した。あの喜びの瞬間の力強さには驚いたというか、僕の中の「ベスト握手」だった「プレデター」のカール・ウェザース×アーノルド・シュワルツェネッガーに勝るとも劣らないと思ったり。


2人がここからエスカレートして貝合わせした時の握手は…。
結ばれる2人

「プレデター」のこの握手級の力強さがあったというのは、決して大げさではないのです。
カール・ウェザースとシュワルツェネッガーの握手

あと、誰もが思うところだし、監督も一番力を入れたそうですが、風呂で歯を削るシーンは超エロかったね (´∀`=) エロイワー
官能的なお風呂シーン


唯一の不満を書いておくと、映画を見終わってみれば、第1部の最後にスッキがナレーションで「騙しやがったな!」みたいなことを言うのは変だと思った程度(スッキもすべて知っていたワケだから“内面の声”で言うのは違うのでは)。役者さんたちは全員素晴らしかったし(ほぼ“良く見る人たち”ではあったけど)、大好きな映画でした (〃∇〃) ウフフ こういう虐げられていた人たちが知恵と正しい心で勝つ作品っていいなぁと。そして、奥さんとのセックスレスが7年目に突入しているということでね(苦笑)、唐突に本音を書くと、僕もセックスがしたい…セックスがしたいです… (ノω・、) ナニコノオチ




サラ・ウォーターズによる原作小説。第3部の展開が違うって、気になりますな。



サントラでございます。秀子バージョンもあるのです。



パク・チャヌク監督の前作。僕の感想はこんな感じ



なんとなく連想したリドリー・スコット監督作。ブラッド・ピットがカス役の映画にハズレなし(暴論)。



もうすぐBlu-rayも出るのでした。








テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2017/05/17(水) 23:59:00|
  2. 記事(2017)
  3. | トラックバック:0

僕が、僕が、「何者」の感想で一番書きたかったこと(ネタバレ)

※今回の記事は、雑な下ネタが書かれているので、そういうのが苦手な人は読んじゃダメ!

なんとなく槇原敬之さんのこの曲を貼っておきますね↓




もうね、先日観た映画「何者」が非常にストライクでしてね…(しみじみ)。こんなつぶやきを投下した後、つまらない裏アカを作ってから雑な感想をアップして、さらに原作小説も読んでみたんですが、これがまた面白くて。なんて言うんですかね、映画でわかりにくいところが補完できたのも良かったけど(拓人の裏アカがバレる過程とか)、何よりも本作の映像化が見事だったことが再確認できたというか。例えば、ラストの「里香が拓人に説教する場面」とか、文章だけだと非常に冷徹なイメージでして。ハッキリ言って僕が拓人だったら「殺すか (゚⊿゚)」と。いや、自分が悪いのは重々承知ではあるものの、あれほど言葉で心を折られたら、もう殺るしかないですよ。ところが、映画では二階堂ふみさんが感情を込めて言う上に、最後に泣き崩れるから、「007 スペクター」のバウティスタのように「両目を親指で潰す」ぐらいで勘弁してやろうと思うワケです(どちらにせよアウトな着地)。


原作小説の里香に対しては、花山薫ライクに思ってしまいがちですが…。
殺すか...

映画の里香は、こんな風に泣き崩れるということで。
泣き崩れる里香

このぐらいで許してやろう…って、十分酷い!(°д°;) ヒィィ
バウティスタの目潰し


というか、今年ベストの作品である「DOGLEGS」の感想では恥ずかしくて書けなかったことを「何者」を観ることであらためて自覚したのも大きくて。正直なところ、「リング上ではスター選手として活躍しながらも、日常では“一障害者”でしかなくて仕事もままならないサンボ慎太郎選手」を見て、「映画ブロガーとしてそこそこ有名ではあるものの、実生活では大したことない自分」を重ねたからこそ、あの映画にグッときた部分もあったんですよ。ただ、それはあまりに不遜だから書かなかったんですが、今年の夏に「タマフル24時間ラジオ」に出演したりすると、あの時間が“かけがえのないもの”なのは確かなんですけど、自分の中のギャップがまた大きくなる部分もありまして…。ううむ、上手く書けませんが、「何者」はそういう“面倒くさい僕の自意識”にスゲー響いたというね…。


「DOGLEGS」の予告編を貼っておきますね↓ 良い映画なので、機会があったら観てみて!




さて、今回の本題。先週の土曜日は時間が足りなくて、感想の中で上記のようなことが書けなかったんですが、実はそれ以上に「一番書きたかったこと」が欠落してたのです。たぶん「映画の感想を書いている人」はわかってくれると思いますけど、映画鑑賞中に感じたことを忘れてしまって、後でやきもきすることってありませんか? 僕がこの「何者」を観ていた時、「あっ、これは忘れないようにメモを取っておこう!Σ(゚д゚)」と思ったこと自体は覚えていたんですよ。でも、周囲の迷惑になりそうだからメモを断念したら、すっかり忘れてしまって… (´・ω・`) 先日の宇多丸師匠の時評の時、もしかしたらそれが思い出せるかもと期待しながら聞いたんですが、それもなくて。せっかく感想を頑張ってアップしたのに、大切な“何か”が失われている感じがして、釈然としなかったんですが、しかし! 原作小説を読んだら、鮮やかに思い出したのでね、チョロッと書き残しておきますよ。「電車内で瑞月が拓人に身の上話をする場面」で、瑞月が自分の母親がヒステリーになったことを話した瞬間、僕はこう思ったのです↓


(`∀´)
「女性のヒステリー解消にはバイブが一番」って、
「ヒステリア」で描かれていたから、今回の感想はバイブ中心で行こう!



思い出さなければ良かったーー ('A`) 確かに恐ろしいほどに僕が考えそうな下ネタではあるものの、こういうのに後から客観的に向き合うとマジで己を殺したくなるというか。こんなくだらないことを必死にメモろうとしていた自分に心底ガッカリですよ。世の中には忘れたままの方が良いことだってある。そんなことを噛み締めた秋の夜なのでした。おしまい。







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  1. 2016/10/28(金) 21:05:00|
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LOVE 3D(3D版)(ネタバレ)

LOVE 3D(3D版)

LOVE 3D

原題:Love
2015/フランス、ベルギー 上映時間135分
監督・脚本・編集:ギャスパー・ノエ
撮影:ブノワ・デビエ
音楽:ケン・ヤスモト
出演:カール・グルスマン、アオミ・ムヨック、クララ・クリスティン
パンフレット:★★★(700円/コラムやインタビューはどれも勉強になりました。映画を観た人は読むと良いです)
(あらすじ)
1月1日の早朝。若い妻と2歳の子どもと暮らすマーフィー(カール・グルスマン)のもとに、元恋人エレクトラ(アオミ・ムヨック)の母親から留守番電話が入る。エレクトラはずっと行方不明のままで、母親は彼女から連絡がないか知りたがっているのだ。外で雨が降りしきる中、アパートにいるマーフィーはエレクトラとの駆け引きに満ちた濃密な2年間を思い返していく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※本作に関しては、松江哲明監督のコラムが面白かったので、読んでみて!
※今回の感想は、雑な下ネタが書かれているので、そういう文章が苦手な人は気をつけて!


「ギャスパー・ノエ監督が3Dの本番映画を撮った」ということで少しは気になったものの、僕も家庭や仕事や趣味や自慰などに忙しいのでね(1つアウトな文章)、観る予定はなかったんですけれども。“劇場と一体化する試練”バルト9を実施するにあたってスケジュールのタイミングがフィットちゃんだったので、鑑賞することにしまして。新宿バルト9「のぞきめ」と続けて観てみました。「超ムカついたけど楽しかった!ヽ(`Д´)ノババンバン!と思ったり。


劇場はこの日3度目の3番スクリーンで、そこそこの入りだった記憶。ちなみにHTC渋谷などでは2D上映されてました。
3番スクリーン


さっくり書くと、「エロい『ブルーバレンタイン』という印象。若い奥さんと幼い息子がいる主人公マーフィーのもとに、元カノ・エレクトラの母親から「娘の行き先を知らないかしら J('A`し シンパイ」という電話があったのをキッカケに「恋人とのセックスと愛憎の日々」を思い出すってな内容なんですが、「前に3Pをした隣人オミと浮気したら子どもが出来ちゃったので、そっちと結婚するけど、君を愛してるしオレだってツラいから許してほしい」という超身勝手なクソ野郎が過去を思い出しては延々と泣き言をこぼす上に、行動の数々もクズ丸出しだから(特にエレクトラへの罵り&別れた後のストーキング振りが酷い!)、基本的には恐ろしくイライラする映画なんですよね…。とは言え、僕自身、たまに元カノのことを思い出したりと、彼のような感情がまったくないと言えばウソになるので、同族嫌悪的な部分もあるかもしれませぬ。それと正直なところ、奥さんとセックスレスになって6年目の僕的には……自由奔放にセックスする彼が…羨ましかったのかなぁ…(遠い目)。一応、オチを書いてくと、マーフィーはエレクトラに連絡するものの繋がらなくて、ションボリして終わってた気がします、確か。


あんまりな罵られっぷりですが、実際、ゴミのような男なので仕方なし。
ゴミ野郎!

息子を抱いてメソメソするマーフィー。ずっと「コイツ、死なないかな」って思ってました。
オレは迷子だ


でね、本作でやっぱり特筆すべきはセックス描写。せっかくガチでセックスしているらしいのに、日本版はボカシが入って台無しではあるものの! なんと、そのボカシが3Dで飛び出てくる→回り込めば見えそうな気がするので、ちょっと席を移動してみたりした自分がいました。そう、人は誰でも性衝動の前には愚かになってしまうものなのです…(多くの人を勝手に巻き込んだ文章)。その他、3Dを活かして、観客に向かって「鋼鉄ジーグ」ライクに「チンコが飛び出す!ヽ(`Д´)ノババンバン!」「精子が飛び出す!ヽ(`Д´)ノババンバン!」なんてシーンもあり(同監督の前作でもそんな場面がありましたな)、「こんな映画もなかなか観られないな」と思うとスゲー観て良かったというか、ムカつきながらも楽しかったというMiracle Love。まぁ、パンフやら松江哲明監督のコラムやらを読むと“いろいろと深い作品”ではあるみたいだし、興味がある人は観ておくとよござんす。そして、この後は続けて「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」を観たんですけど、それはまた別のお話なのさ!ヽ(`Д´)ノババンバン!




ギャスパー・ノエ監督が日本で撮影した変な映画。僕の感想はこんな感じ



連想した地獄映画。僕の感想はこんな感じ








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  1. 2016/05/08(日) 22:05:00|
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インサイダーズ 内部者たち(ネタバレ)

インサイダーズ 内部者たち

インサイダーズ 内部者たち

原題:내부자들/Inside Men
2015/韓国 上映時間130分
監督・脚本:ウ・ミンホ
原作:ユン・テホ
撮影:コ・ラクソン
美術:チョ・ファソン
衣装:チョ・サンギョン
音楽:チョ・ヨンウク
アクション監督:パク・ジョンリュル
出演:イ・ビョンホン、チョ・スンウ、ペク・ユンシク、イ・ギョンヨン、キム・ホンパ、チョ・ジェユン、ペ・ソンウ、キム・デミョン
パンフレット:★★★(720円/コラムやキャストのインタビューがちゃんと載ってて、買って損はないです)
(あらすじ)
策士であるガンヒ(ペク・ユンシク)に雇われ、裏で悪事を代行するアン・サング(イ・ビョンホン)は、財閥企業であるミライ自動車が大統領候補へ裏金を送っていた証拠を手に入れ、ミライ自動車をゆすることを企てる。裏金ファイルがアン・サングの手に渡ったことで、裏金事件の捜査が打ち切りとなってしまった検事ウ・ジャンフンは、一切の責任を取らされて左遷となってしまう。諦めきれないウ・ジャンフン(チョ・スンウ)は、ミライ自動車の一件が失敗し、失墜したアン・サングに接触。一発逆転の秘策を持ちかけるが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




85点


※今回の記事は、不快指数の高い性的な文章が書かれている&画像が貼られているので、そういうのが苦手な人は読まないで!

今さらながら、3月公開作の感想を垂れ流しておきますね。「観たい映画の覚え書き」をアップしたころは、あまり観る気はなかったんですけど、映画館で予告編を観たら一気に興味が湧きまして。ただ、仕事が忙しくて上映期間中に足を運べない…と思いきや、シネマート新宿で再上映されていたということで、先週、いそいそと鑑賞してきました。超面白かったYO!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ! 基本的にネタバレを知らないで観た方が面白い映画なのは間違いないので、暴力的だったりゲスなシーンがあったりする韓国映画が好きな方は劇場にダッシュしてくださいな。


シネマート新宿、狭い劇場の方だったのもあって、ほぼ満席でした。
シネマート新宿で鑑賞


一応、ボンヤリとお話を書いておくと、ヤクザ者のアン・サング(イ・ビョンホン)は、ジャーナリストのガンヒ(ペク・ユンシク)の弟分でして。彼の命令で政治家のための汚れ仕事を請け負っていたものの、財閥企業のミライ自動車が大統領候補チャン・ピル(イ・ギョンヨン)に裏金を送っていた証拠をゲットした時、調子に乗った発言をしたことで、片腕を切断→監視付きのドン底生活を送ることになるんですが、しかし! 人脈やコネがないために出世できない検事ウ・ジャンフン(チョ・スンウ)が復讐の牙を研ぐサングに接触し、2人で腐った奴らを告発しようと頑張る…ってな調子。


暴力を武器にイケイケ状態だったサングでしたが…。
イケイケなサング

調子に乗ってガンヒにミライ自動車&チャン・ピルへの脅迫を匂わせたから、さぁ大変!
調子に乗ったサング

見せしめとして右腕を切り落とされて、その地位も奪われてしまうのです。
片腕を切り落とされる!

だが、そんなサングに正義の検事ジャンフンが目を付けまして。
サングに目を付けるジャンフン

ぶつかり合いながらも互いを認め合って、クズどもを告発するというね。
仲良くなっていく2人


なんだかんだあって、サングの告発が失敗に終わり、脱獄したサングがガンヒを襲撃してゲットした告白も証拠とならず、何も出来ないジャンフンは悪党どもの仲間に入った…と思いきや、下劣な宴会を隠し撮りした映像をネットで公開→ジャンフンが“内部者”としてすべてを告発→クズは全員失脚!ヘ(゚∀゚*)ノ ザマァ! 最後は、検事を辞めて弁護士になったジャンフンのもとに出所したサングがやってきて、「モヒートでモルディブを飲むとしよう! (`∀´) ドウヨ!」なんてギャグをカマしたりして、超仲良しムードで終わってましたよ。


一時はガンヒに世論を操作されて、窮地に追いやられるものの!
チンピラの話など信じられん

最終的にはこのアントニオ猪狩のような気持ちになれる映画なのでした。
いい気持ちだ…


原作はユン・テホによるWEBコミックだそうですけど、スゲー面白かった。いや、「超有能&忠誠心が高すぎるサングの手下たち」とか「さすがにマスコミもあそこまでバカじゃないだろ」とか思うところはあるんですが、話のテンポが良くて勢いで楽しめたというか。悪党どものクズっぷりが散々描かれていただけに(特に「ジャンフンの父親が金を借りたことが判明する場面」の観客悔しさ度は異常)、勧善懲悪でスッキリ終わるのも気分爽快だったし…。さらに絵作り&役者さんたちがしっかりしていて、エンタメ作品として画面が豪華に見えたのも良かったなぁと。韓国映画が得意とするエグい描写も100点で、サングが糸ノコで右腕を切り落とされる場面が超痛いのはもちろんのこと、何よりも素晴らしかったのが宴会描写。例えば、幼なじみがヤクザと政治家になって頑張る名作漫画「サンクチュアリ」にはこんな場面がありましてね↓


国会議員になろうとする浅見千秋は民自党の伊佐岡幹事長に大金を渡すんですが…。
金を渡す浅見千秋

「自分の尻の穴を見せるのを恥ずかしがっとる様じゃ政治家にはなれん」と、3Pの提案をされるのです。
3Pの提案

すると、「いただきます!」と躊躇なく挑む浅見。議員になるのって大変なのね… (`Δ´;) ヌゥ
いただきます!


『4P田中くん』の“4P”は『4番でピッチャー』のことだからね!(o^-')b マチガエナイデ!」というのはどうでも良いとして(不要な文章)。男同士のマッチョな会話では「3Pをするなら男1人に女2人がイイよな!」なんてことを言われがちですが、正直なところ、僕としては女性が2人だと余計に気を遣って緊張しそうでイヤ…というのもどうでも良いとして(不要な文章)。僕は高校生のころに「サンクチュアリ」の上記の場面を見て以来、「政治家は3P経験者」というイメージを持っていて。ひと昔前、大蔵省接待汚職事件ノーパンしゃぶしゃぶの接待が問題になったのもありましたし、「まぁ、政治家や官僚なんてそんなものだろう ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」と常々思っていましてね。それ故、今さら政治家の性接待シーンで驚くなんてことはあり得ないとタカをくくっていたんですけれども! 今作のそれはゲスさがズバ抜けていて度肝を抜かれたというか。だって、チンコでゴルフをするんですよ!?


このビジュアルだけで下劣なムードがビンビン伝わってきますよね。
ゲスな宴会


ううむ、多くの人が「お前は何を言ってるんだ (゚Д゚) ハァ?」と思っただろうし、僕自身も「何を言っているのか、わからねーと思うが…」ポルナレフ気分なんですが、本当なんですって!ヽ(´Д`;)ノ シンジテ! 雑に書くと「性的なサービスをするために呼んだ女性たちに大きくしてもらったチンコを使って、オッサンたちがテーブルの上でゴルフを模したゲームをする」んですけど、マジでゲス以外の表現が浮かばないというか…。こんなバカバカしいことを思いついただけでも感心しますが、よくこれをちゃんとした役者さんたちを使ってキッチリ映像化したなぁと。ハッキリ言って、映画史に残るゲス宴会であり、このシーンのためだけでも観る価値があるような気がしないでもなかったり。


ゲス宴会を目の当たりにした僕の気持ちを代弁する愚地独歩の画像を貼っておきますね。
えれぇものを見ちまった


でね、本作の主演の3人は全員素晴らしいんですけど、僕的に最もグッときたのはイ・ビョンホン。あらためてカッコイイなぁと思わされましてね…。鑑賞中、なんとなく「おやおや、人気が出たグラビアアイドルが水着の仕事を受けないように、イ・ビョンホンさんはもう脱がないんですかねぇ?(`∀´)」なんて意地悪く思ってみたら、検事たちがサングの過去を調べるくだりでちゃんと鍛えた半裸を見せるサービス精神。なんかね、恥ずかしながら出世作の「甘い人生」は未見なんですが(汗)、出演作をチェックしなきゃとあらためて思いましたよ。あと、政治家チャン・ピルを演じたイ・ギョンヨン、「群盗」のキャラが大好きだっただけにその落差に笑ったし、「サスペクト 哀しき容疑者」でボンクラな部下を演じたチョ・ジェユンが同じような役&演技だったのも面白かったです。


イ・ビョンホン、惚れ惚れするほどカッコ良かったなぁ…(遠い目)。
チンピラに堕ちたサング

チャン・ピル役のイ・ギョンヨン、最近見た「センス8」ではペ・ドゥナのお父さんを演じてましたな。
チャン・ピル(イ・ギョンヨン)

パン捜査官役のチョ・ジェユン、見るとなんか安心します。
パン捜査官(チョ・ジェユン)

あと、名前がわからないんですが(汗)、政治家の暴力的な部下を演じたこの人も良かったです。
政治家の暴力的な部下


って、褒めまくってますけれども、唯一の不満が“義手の右腕”をもっと活用してほしかったこと。一応、「義手のおかげで命が助かる」的な描写はありましたが、基本的には「スチュワーデス物語」の片平なぎさライクな「義手で不便です」程度のシーンしかなくて…。イ・ビョンホンと言えばストームシャドーといった戦闘力が高いイメージがあるだけに、例えばドリルアームを装着して敵を拷問する」といった場面が見たかった…というのは間違った要求でしょうか(確実に間違った要求)。


右腕が義手となったサングですが…。
右腕が義手!

できればこんな風に復活してほしかった!(BGMは「ぼくのライダーマン」
ライダーマン登場

まずはパワーアームで敵を捕獲しましてね。
パワーアームで攻撃

体の自由を奪ってから、ドリルアームで拷問だッ!
ドリルアームで拷問

仕上げはロープアームで絞首刑。こんなイ・ビョンホンが観たかったナー (´・ω・`) ザンネン
ロープアームで処刑


ということで、ダラダラと駄文を書き散らかしてきましたが、スゲー面白かったYO!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ! ちょうど仕事でイライラしていたんですけど、観終わった後は留飲が下がって超スッキりす。大人なら普通に楽しめる人が多いと思うし、何よりもあの下劣な宴会シーンは一見の価値アリ、ですぞ(知った風な口調で)。




サントラを貼っておきますよ。



ウ・ミンホ監督のデビュー作。面白そうです。



ユン・テホ原作のWEBコミックを映画化した作品。こっちにはあまり乗れなかったです…。



なんとなく貼ってみたドルフ・ラングレン&ブランドン・リー主演作。盆栽クラブのシーンが何とも言えません。







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  1. 2016/04/27(水) 23:55:00|
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