三角絞めでもてなして

「三角絞めでつかまえて」(http://ameblo.jp/kamiyamaz/)の避難所的なブログです。

ザ・レイド GOKUDO(R18+ディレクターズ・カット版、R15版)(ネタバレ)

ザ・レイド GOKUDO(R18+ディレクターズ・カット版、R15版)

ザ・レイド GOKUDO

原題:The Raid 2: Berandal
2013/インドネシア 上映時間146分
監督・脚本・編集:ギャレス・エバンス
製作:アリオ・サガントロ、ネイト・ボロティン、アラム・ターツァキアン
製作総指揮:ランガ・マヤ・バラク=エバンス、トッド・ブラウン、ニック・スパイサー
撮影:マット・フラネリー
音楽:ジョセフ・トラパニーズ
出演:イコ・ウワイス、アリフィン・プトラ、オカ・アンタラ、ティオ・パクサデウォ、アレックス・アッバド、ジュリー・エステル、ベリ・トリ・ユリスマン、セセプ・アリフ・ラオマン、ロイ・マーテン、松田龍平、遠藤憲一、北村一輝、ヤヤン・ルヒアン、ドニ・アラムシャ、Epy Kusnandar
パンフレット:★★★(720円/早田恭子さんのコラムや相関図が入ってて、良いパンフ)
(あらすじ)
上層部の命令を受け、潜入捜査官として生きることになった新人警官のラマ(イコ・ウワイス)は、名前を偽り、マフィアのボスの息子ウチョの信頼を得て組織の一員になる。しかし、父親に反発するウチョが組織内で成り上ろうと企てた陰謀により、ラマは対立する日本人ヤクザとの抗争や果てしない戦いに巻き込まれていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




96点


※今回の記事は、下ネタが多めのR18仕様になっているので、そういう文章が苦手な人は読まないで!
※今回の記事は、ムダにダラダラと長いので、そういう文章が苦手な人は読まないで!
※今回の記事は「V/H/S ネクストレベル」のネタバレに触れているので、気を付けて!


「アクション映画の傑作!m9`Д´) ビシッ」と名高い「ザ・レイド」の続編というだけで“鑑賞が義務”レベルなのに、今年ベスト級の素晴らしい予告編を見ちゃったら、期待値でパンパンに膨らむ胸と股間(1つアウトな文章)。「『ザ・レイド』祭り」「ザ・レイド」との二本立てでR18+ディレクターズ・カット版を見てから、新宿ミラノ2R15版を1回鑑賞。その後、さらにR18版を2回観てきました。大好きでしたYO!(*ノ▽ノ) キャッ


「『ザ・レイド』祭り」、スゲー楽しかったです。
「『ザ・レイド』祭り」

なんと抽選でオフィシャルTシャツをゲットしたけど、Lサイズは小さくて着られないぜ! (`∀´) オホホホホホ
Tシャツゲット!

別の日に再度ミラノ座に来ましてね。
新宿ミラノ

前売り券を使って、R15版を観たものの… (`Δ´;) ウーム
前売り券を使用

そして先週、再度、R18版を鑑賞。入れ替えがないのでに連続で観たのでした。
R18版


まぁ、「映画としては『ザ・レイド』の方が良かったじゃん」的な意見もわからないでもないんですよ。いろいろなアクションのバリエーションが楽しめた前作と比べて、今作はシラット&バイオレンスに特化している上に146分もあるため、合わない人は結構飽きるんじゃないかしらん。ただ、僕的にはその盛り具合がまさにストライクでしてね…(しみじみ)。なんて言うのかな、チョココーティングされたチョコアイスにチョコチップが散りばめられた挙げ句に板チョコが内蔵されているアイスバーをダース単位で食べた感じ? 今でも心に「ザ・レイド GOKUDO」がいっぱい状態であり、心地よいドキドキが止まらないのです (〃∇〃) ウフフ


たぶん現在の僕の心境にピッタリな曲を貼っておきますね↓




ギャレス・エバンス監督的には「もともとは『Berandal』という映画が作りたかったけど、お金がなかったため、とりあえず『ザ・レイド』を作った」という経緯があるワケで(こちらに数年前に作られていた擬斗と今作との比較動画があります)。僕としてはやっぱり「ザ・レイド GOKUDO」ということでね、何に「ドキッ」としたのか、長めの個条書きで残しておきますね↓



<① オープニングにドキッ (*ノ▽ノ) キャッ>

麻袋で顔を隠された半裸の男がサトウキビ畑に連れて来られるんですが、その顔を見てみれば、なんと主人公ラマの兄であるアンディ(ドニ・アラムシャ)でして。前作でそこそこの戦闘力を見せていた&「『ザ・レイド』祭り」で前作と続けて観ていただけに、この囚われ人としての登場にはビックリですよ。しかも、新興勢力のブジョ(アレックス・アッバド)に逆らったということで、アッサリと殺害されるからさらに口がアングリ。

ショットガンで頭を撃たれた瞬間、無音になって「THE RAID 2」というタイトルが出たんですけど、あまりに凄惨なムードに客席はドン引きだったりして。「『ザ・レイド』祭り」で観た時は、たぶん関係者の人が率先して手を叩いて観客に拍手を促したみたいなんですが、それに応える拍手はまばらだったというね… (・ε・) ソリャソーダ

袋の中身はお兄さん。前作を観てからすぐに観ると、イヤな気分は倍!m9・∀・) ビシッ
麻袋の男



<② トイレでのバトルにドキッ (*ノ▽ノ) キャッ>

タイトルが出た後は、ラマが潜入捜査官になるくだりが回想とともに描かれまして。前作の強敵は小物であり、今のままでは大物マフィア・バンクン(ティオ・パクサデウォ)と組んでいる上層部の汚職警官レザ(ロイ・マーテン)は逮捕できないとのこと。何よりも兄貴が殺されて怒り心頭のラマは潜入捜査を承諾。「ユダ」という「ザ・タイガーキッド」の主人公orイスカリオテ的な名前で刑務所へ潜入すると、新入りへの洗礼なのか、早速、荒くれ者どもとトイレでのバトルがスタートですよ。狭く汚い個室の中、細かい手技で敵をさばきつつ倒していく見事なシラットアクションが非常に良い前菜になったのでした (・∀・) イイネ!

“信用できる警官”ブナワル(コク・シンバラ)に潜入捜査を頼まれるラマ。
潜入捜査を頼まれました

「ユダ」として刑務所に入った途端、バトル! 肩を上手く使ったりとか、とにかく技が細かく素早く丁寧な印象だったり。
トイレでのバトル



<③ 刑務所での泥まみれ大乱闘にドキッ (*ノ▽ノ) キャッ>

刑務所に潜入したのは、バンクンの息子ウチョ(アリフィン・プトラ)に近づくため。仲良くなるキッカケを掴もうとしていたら、ちょうどタイミング良くウチョの命を狙うチンピラ軍団が登場→武装した看守たちも突入→男だらけの泥まみれ大乱闘が勃発!ヘ(゚∀゚*)ノ オッスオッス! 縦横無尽のカメラワーク&長回しにときめく上に、石段に顔を叩きつけられた男がアップになったりとか、足を変な方向に曲げたりとか、小さめの刃物でサクサク刺したりとか、逃げようとした奴が即物的に射殺されたりとか、残酷描写が積極的に入ってくるのもありがたい。ユダのシラットだけでなく、脇役が口を裂かれてたりとか、細部も見逃せないぞ! (o^-')b ナンダコレ

カメラワークがなかなか面白かったです。
泥まみれの乱闘



<④ 裏ビデオ屋での集金取り立てバトルにドキッ (*ノ▽ノ) キャッ>

泥まみれ大乱闘を経て、すっかりウチョと仲良くなったユダがやっと出所。上司からは数カ月と言われていた潜入がこの時点で2年も経っていて非常に可哀相なんですが、本格的な捜査はこれからなのです。用心深いバンクンたちの前で全裸になって「警察の犬じゃない」ことを証明すると、ウチョの部下として働くことになりましてね。

左からウチョ、バンクン、その右腕のエカ(オカ・アンタラ)。人前で全裸になった時、勃起しちゃったらどうしよう…(不要な心配)。
早く脱げ

初仕事は裏ビデオ屋でのみかじめ料の取り立て。ウチョとエカに付いて行くと、当然ながら揉めてハードな銃撃戦が始まって、最終的にユダが逃げたビデオ屋の社長をシラットで血祭りにあげるのでした。ここは社長が窓に飛び込む時のカメラワークとかが非常にユニークで楽しかったり。ちなみにこのビデオ屋、獣姦っぽいDVDを焼いていたりとかなり特殊なAVを作成しているようで、デカいディルドを装着した女性が出てきた時は(男のケツを掘ってた!)、かなり恐ろしかったです… ('A`) イヤーン

なんとなく味わい深い画像を貼っておきますね(「女子攻兵」より)。
アナルを犯された後の紅茶は格別

ちなみに裏ビデオ屋の社長を演じたEpy Kusnandarは、「V/H/S ネクストレベル」では教祖役で爆裂してました。
V/H/S ネクストレベルの教祖



<⑤ ヤヤン・ルヒアンにドキッ (*ノ▽ノ) キャッ>

取り立てを無事に終えたウチョですが、父親から重要な仕事を任されないのが超不満な様子。憂さを晴らすべくカラオケに行ったら、水商売の女性に生意気な口を叩かれて大暴れしたりしてね。そんな時、ウジョから連絡があって、手を組むことになりまして。ウチョはバンクンが休戦協定を結んでいる日本人ヤクザに戦争を仕掛けることを画策するワケです。

野心がボーボー燃える男ウジョ。んもう、ウチョとウジョって、名前がまぎらわしいYO!ヽ(`Д´)ノ
ウジョ

その生け贄に選ばれたのが、バンクンとは旧知の仲である殺し屋プラコソなんですが、なんと前作でマッドドッグ先生を演じたヤヤン・ルヒアンが再登場してくれましてね… (ノω・、) ウレシイ 同じ俳優を違う役で出演させるという「仁義なき戦い」を思わせる起用は慧眼というか、やっぱりギャレス・エバンス監督は信用できる男。「エクスペンダブルズ」シリーズでもこのシステムを積極的に採用して、ジャン=クロード・ヴァン・ダムやストンコ、ゲイリー・ダニエルズやスコット・アドキンスが続々再登場してほしいと心から思いました。

今後作られるすべてのアクション映画に出てほしい男、ヤヤン・ルヒアンの画像を貼っておきますね。
ヤヤン・ルヒアン!

で、そのプラコソがまた実に味わい深いキャラクター。中盤に見せる多人数バトルでは、殺しの腕はズバ抜けていながらも、マチェーテを振るうのは標的だけ→無益な殺生はしないポリシーが超素敵なんですよ。しかも、そのくせ別れた奥さんには頭が上がらず、「15年も会っていない息子カリムを想い続けている」という設定が凄まじく泣ける…凄まじく泣けるのです!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン

クラブでウチョの罠に掛かって、たくさんの敵に襲撃されつつも、ワンカット長回しで次々と倒していくんですが、多勢に無勢。ボロボロになりながら雪が積もった路地に出ると(って、インドネシアに雪って降るの!?)、そこに待ち受けていたのが“ストレートすぎるネーミングの男”キラー・マスター! 演じたセセプ・アリフ・ラオマンは実際にシラットの達人で、普段は小学校の英語の先生なんだそうですけど、信じられないほど凶悪な佇まいでして。死を覚悟したプラコソをカランビットナイフで無惨に切り裂いていくというね… (ノДT) アンマリダー もうね、プラコソの死が泣けるだけでなく、キラー・マスターの容赦ない精神性&高い攻撃力が示される100点の場面だったり。



<⑥ ベースボール・バットマンにドキッ (*ノ▽ノ) キャッ>

プラコソが殺されても、無益な抗争をしたくないバンクンは動かず…。業を煮やしたウチョはウジョに指示をして、殺し屋3人衆に日本人ヤクザを襲撃させるのです。ここでキラー・マスターはあまり活躍しないんですが、素敵すぎるキャラクターが2人ほど登場しまして。まず、1人目がベリ・トリ・ユリスマン演じるベースボール・バットマン。金属バットと硬球を使って標的を撲殺していくんだから新鮮すぎというか(バットを振るうだけでなく、硬球をノックして殺害したりする!)。昔、竜崎遼児先生の格闘技漫画「闘翔ボーイ」でプロレスvs野球の異種格闘戦が描かれたことがありましたが、一部で囁かれている気がしないでもない「野球最強説」を具現化したような強さであり、感動で胸が震えましたよ… (´Д`;) ハァハァ

コイツが戦闘に特化した野球小僧、ベースボール・バットマンだッ! 野球選手はフィジカルエリート故に弱いハズがない…という暴論。
ベースボール・バットマン

一応、「闘翔ボーイ」の野球vsプロレスのシーンを貼っておきますね。強いのはどっちだ!?
野球vsプロレス!



<⑦ ハンマーガールにドキッ (*ノ▽ノ) キャッ>

だがしかし! その妹であるハンマーガールこそが今作の白眉。一見すると“グラサンをかけた普通の女性”的なビジュアルで、両手にハンマーを持って敵を襲撃するんですが…。なんと叩くだけでなく、釘抜きの部分で「裂く」のが超フレッシュ!m9`Д´) ビシッ 口が利けずに兄と手話で会話する姿にも萌えさせられたりしてね。今までガールと言えば、ヒットガールが最強であり、その他はボンバーガールとか透明ガールとかナオリタガールとか歌舞伎町ひげガールとか、最近ではハイスコアガールゴーン・ガールが世間を賑わせていますけど、これからハンマーガールの時代が来ることは間違いない、ですな(知った風な口調で)。

ハンマーガールを演じたジュリー・エステルは半年間猛特訓したそうな。少し体幹が弱い気もしましたが、よく頑張った!(偉そうに)
ハンマーガール



<⑧ 飲食店シラットにドキッ (*ノ▽ノ) キャッ>

日本人ヤクザの報復として、タクシーに乗り込んだところを汚職警官レザの手先に襲撃されたユダ。なんとか飲食店に逃げ込むと、敵が持っていたドスでサクッと刺したり、目に付くモノを手当たり次第に使って戦う様子が、凄惨なジャッキー・チェン映画といった風情で超愉快でしたよ。例えば、敵を熱い鉄板に押し付けたら、ジャッキー主演作なら「あちちち!(´Д`;)」と赤くなるだけで済みそうなところも、今作ではしっかりと顔が焼けただれて大変なことになっていました (ノ∀`) アチャー

鉄板でジュー! 焼け跡はコンガリと無惨でしたぞ。
鉄板でジュー!



<⑨ カーアクション&カーシラットにドキッ (*ノ▽ノ) キャッ>

これらの抗争を息子が仕組んだことに気付いたバンクンは、日本人ヤクザたちに日本語で謝った後、ダメな息子をパンチ&パンチ&パンチ!ヽ(`Д´)ノ ところが、ウチョはウジョ一味を引き入れて、自ら父親を射殺しちゃってね…(この場面の警備のザルっぷりには驚いた)。そんな修羅場に到着したユダは、何とかエカを逃がしつつ、キラー・マスターとのファーストコンタクト→アッサリ負けてしまって気絶ですよ。

だがしかし、連れて行かれるユダをエカが車で救出しに来まして。目を覚ましたユダは狭い車内でシラットバトルを開始し、エカは車&バイクで襲ってくる敵と激しいカーチェイス&銃撃戦を繰り広げるのです。ここのアクションはカメラワークが凝っている上にスタントの方々も非常に体を張っている感があって、超ドキドキしながら楽しませていただきました。

狭い場所でこそシラットは真価を発揮する! 上からの視点でどうぞ〜。
カーシラット

エカ役のオカ・アンタラは、「KILLERS キラーズ」とか「V/H/S ネクストレベル」とか、よく見掛ける印象。
カーアクション中のエカ



<⑩ 単身での殴り込みにドキッ (*ノ▽ノ) キャッ>

何とかユダを救出したものの、瀕死のエカ。「実はオレも潜入捜査官なんだ (´Д`;)」と観客のほとんどが気付いていただろうことを告白すると、「全部倒さないと終わらない…」なんて言いながら、車から降りまして。すっかりその気になったユダったら、単身で殴り込みを決行! ウチョとウジョとレザが集まっているレストランの裏口から車で突入する…って、「アンタがいくら強いと言っても1人で敵陣に殴り込むのは無茶だろ(苦笑)」と思いつつも、シラットで次々と敵を倒していく姿には、ちくしょう、超燃えた!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォ!

この撥ねられた人は大丈夫なんでしょうか…。倉庫内のカーアクションもなかなかデンジャラスでしたよ。
車で殴り込み



<⑪ 素敵な2vs1バトルにドキッ (*ノ▽ノ) キャッ>

部下から「殴り込み」の報告を受けたウジョが3人衆に迎撃を指示。最初にユダの目の前に立ちはだかったのは、ベースボール・バットマンとハンマーガールの2人ですよ。兄が妹の手を引いていく時、妹が「あっ、ハンマー持っていかないと!∑(゚Д゚し」といったドジッ子ムードを漂わせるのが超愛しい。そんな彼らの姿を観ていると、脳内には関ジャニ∞の新曲「CloseR」が流れてくるのです↓


(`∀´)人(▼∀▼し
C と Rが生まれたら 親に殺されかけた
こうして生き残れたのはね きっとすごい確率なんだ Oh

邪魔者は全て消していこう 即撲殺する事にしよう
『殺る』『殺らない』で悩むより
“コインの裏表”がすべてのカギ

殴る!? 裂く!! 血まみれ…の修羅の道 いざ逝け!!

Wow oh oh
bat と hammer 不思議な兄妹 不運な標的 探して
bat と hammer の賑やか殺戮 Jap に Terror ふりまいて
Wow oh oh Oh!! Oh☆Oh♪…



って、つまらない替え歌を書いてすみません…。ハッキリ言って、非常に良くできている2vs1バトルであり、スピーディな戦闘の最中でも兄にはちゃんとハンマーを寸止めする妹が泣けてくる。劇中では語られないものの、「映画秘宝 2015年 01月号」のギャレス・エバンス監督のインタビューによると、「2人は親に虐待されていた→助け合って必死に生きてきた」という設定だそうで。サングラスが取れたらハンマーガールの片目が潰れていたのは、そのせいなんでしょうな… (ノω・、) グスン

兄を盾にされてハンマーを寸止め! ちくしょう、ユダったら卑怯だぞ!
ハンマーを寸止めする兄妹愛

だからと言って、正義担当のユダにも負けてほしくないという複雑な男心。「赤勝て、白勝て!(´Д`;)」と、どっち付かずの気持ちで応援していたら、妹は己のハンマーによってノドを裂かれてしまい、逆上した兄もバットで顔面を叩き潰されてしまうのでした。「戦いとは無常なものなのね (´・ω・`)」としんみりいたしましたよ。



<⑫ ハードなシラットバトルにドキッ (*ノ▽ノ) キャッ>

最凶の兄妹を退けると、お次はキラー・マスターとの厨房バトルですがな。予告編で何度観ても飽きなかった、あの“ジリジリと間合いを詰めて戦う場面”がやっと始まったということでね、僕の”何か”は痛いほど固くなってギンギン状態。これは最悪、鑑賞中にほとばしってしまうのではーー? そんな下ネタライクな危惧を抱くほどにテンションはガンガンズンズングイグイ上昇!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!

ジリジリと距離を縮める名場面。このシーンを観た僕は…。
対手

「バキ」の観客ライクに「対手だ!Σ(゚д゚;)」と思ったんですが、実際はなんて呼ぶんですかね。推手
対手だ...

とは言え、ノーマルなシラットの攻防自体は「意外と普通」というか。「射精には至らないな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」と澄まし顔だったんですが…(さりげなくゲスな文章)。ファーストコンタクトで勝利した故に余裕をカマしていたキラー・マスターが本気になってカランビットナイフを抜いた時! 僕たちが観たかったゴアなシラットバトルがスタートしたのだッ!m9`Д´) ビシッ

見せ場はここから! ここからが素敵なのですよ。
カランビットナイフバトル!

ギャレス・エバンス監督の「ザ・タイガーキッド」を観た時、ちょっとした不満として「カランビットナイフを使った演舞は見せても、使うシーンはないのね…」というものがありましたが、とうとう達人同士のカランビットナイフバトルが観られるなんて!(*゚∀゚)=3 ムッハー 「アジョシ」のナイフバトルとはまた違った趣があり、互いを刃物で斬り裂き合う2人の姿は「斬られあい宇宙」といったムードで井上大輔さんの歌声が聞こえてくるほど。 果てしなく思える削り合いの果てに迎えた決着は凄惨だけれども清々しくて、「これは良いものを観ましたな… ( ;∀;) イイシラットダナー」と感動の涙が溢れた次第。



<⑬ 終わり方にドキッ (*ノ▽ノ) キャッ>

さて、ユダが殴り込んでいる最中、父親を殺したウチョは茫然自失となっていたものの、トイレにいたボーイにチップを渡そうとした時、財布の中の盗聴器に気付きまして。それはカラオケに行った時にユダが仕掛けたものだったんですけど、ウチョはウジョのせいだと早合点。さらに「刑務所で襲ってきた奴の中にウジョと同じ刺青の奴がいた→ウジョがウチョを襲わせた!?」ことに気付いたのもあって、ユダの登場とともにレザとウジョをショットガンで殺害してしまうのです。この時のレザの「ひぃ!(°д°;)」という怯え顔がマジ最高で超スッキリす (o^-')b ナイス!

早合点をキッカケにキレたウチョ。トイレにいたボーイはチップをもらえたのか、気になります。
キレたウチョ

そのままウチョはユダも射殺しようとするも、隙を突かれて刺殺されましてね…。でも、2人が抱き合う姿は、壊れてしまった友情を確かめているかのようにも見えて、ちょっとグッと来たりして。ラストは、襲撃に来た日本人ヤクザ軍団が、敵が全滅していることにビックリする中、ケンイチ(松田龍平)に組織へ勧誘されたっぽいユダが「断る。もうたくさんだ」と答えて、映画は終わってましたよ。

予告編ではここから戦うと思いきや、実はラストシーンなのでした ┐(´ー`)┌ ナァンダ
ラストシーン



てなワケで、僕が「ドキッ」とした部分は以上でございます。いや、例えば「日本人ヤクザが全然絡まねーじゃねーかよ!( ゚д゚)、 ペッ」とか思うところはありますよ(予告編はちょっと詐欺)。それと、潜入捜査官モノとしては最初の全裸になる部分しかハラハラしないのも物足りない。「実はウジョの部下がウチョを襲ってた」ってネタ晴らしにしても”ウチョの信用を得るために犠牲になって殺される部下”なんてスゴすぎだしさぁ…(家族を人質にとられてたとか?)。


予告編のこの場面はありませんでしたが、もしかして「3」で使われるんでしょうか。
なかった場面


でも、まぁ、「突然出てくる聞き取りにくい日本語」は好みだったし、何よりもハードなシラットアクションが堪能できたので超満足ザンス (´∀`) ウフフ もう1回、観に行っても良いくらい大好きな映画になりました。ゴア描写はほとんどCGを使っているそうですが、実に良く出来ていたと感心しましたよ。最後にR15版R18版の違いを書いておくと、「ウチョがカッターで首を切っていくシーン」「ハンマーガールの殺戮描写」「カランビットナイフで口を裂かれる雑魚」「ショットガンで吹き飛ぶウジョの頭」などのゴアシーンが削られているのですけれども。一番どうかと思ったのが、ラストのキラー・マスターとのカランビットナイフ戦が大幅カットされていること。正直、“ニンニクが入っている二郎”と“入っていない二郎”ぐらいの差があると思うのでね(わかりにくい例え)、これから観ようと思っている方はぜひR18版に足を運んでくださいな。僕的には「日本を舞台にして作られる!?」「坂口拓さん&武田梨奈さんが出る!?」なんてウワサの「ザ・レイド3」に超期待しております〜。


このぐらいの場面、15歳が観ても大丈夫じゃないかなぁ… (´・ω・`) ダメ?
ゴア描写!


おしまい。




今作のサントラを貼っておきますね。なんとアナログ盤もあるみたい。



ギャレス・エバンス監督による前作。インスタントビデオもあります。僕の感想はこんな感じ



ギャレス・エバンス監督によるシラット青春残酷物語。僕の感想はこんな感じ



ギャレス・エバンス監督が参加したホラーオムニバス。インスタントビデオもあります。なかなかイヤな感じ(誉め言葉)。



なんとなくインドネシア繋がりで。地獄のようなドキュメンタリーでしたな…。



同じくインドネシア繋がりで。非常に素敵なアルバムです。






テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2014/12/22(月) 20:05:00|
  2. 記事(2014)
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劇場版 テレクラキャノンボール2013(匂わす程度)

劇場版 テレクラキャノンボール2013

劇場版 テレクラキャノンボール2013

2014/日本 上映時間135分
監督:カンパニー松尾
バイクカメラ:アキヒト
メインカメラ:KENSAKU
テーマ曲:Weekday Sleepers
出演:カンパニー松尾、バクシーシ山下、ビーバップみのる、タートル今田、梁井一、嵐山みちる、神谷まゆ、新山かえで、平沢大輔
パンフレット:★★★★(0円/非公式ブックを配布する姿勢が素敵)
(あらすじ)
バイクとテレクラを愛してやまないAV監督のカンパニー松尾が、バイクを走らせ、テレクラで素人女性をゲットしたいという思いから1997年にスタートさせた企画ものアダルトビデオ「テレクラキャノンボール」。その2013年度大会が開催され、カンパニー松尾、バクシーシ山下、ビーバップみのる、タートル今田らが参戦することに。バイクや車を飛ばして、東京から仙台、青森を経由して札幌を目指しながら、テレクラ、ナンパなどで素人女性をゲットしていく面々。そんな彼らに、さまざまな出来事が待ち受けていた。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になる可能性があるので、気をつけて!
※今回の記事は、性的な単語や下ネタを書きまくっているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。
※今回の記事は、偽善的な文章が書かれており、そういうのが苦手な人は確実に不快になると思うので、読まない方が良いです。


そーす太郎さんの愉快な感想や、いろいろな方の絶賛ツイートをチラ見して、気になってはいたんですよ。ただ、オーディトリウム渋谷の公開があっという間に終わっていたので、「まぁ、いいか (・ε・)」と思っていたところ! @kimtake08さんから薦められたのと、7月からポレポレ東中野でリバイバル上映が始まっていたということで、最終日である8月1日の映画の日、「怪しい彼女」「複製された男」を観てから、足を運んでみました。爆笑しましたヨ (・∀・) ヨカッタ!


ポレポレ東中野、座布団席が作られるほどの超満員でした。
ポレポレ東中野


でね、本来ならオチを含むネタバレを思いっきり書きたいところなんですけど…。この映画は冒頭に「ネタバレしないでね」ってお願いが出るし、なんだかんだ言ってインディーズ作品であり、まだあちこちで巡業もする予定みたいだし。今週土曜日(8/16)にも「テレクラキャノンボール2009上映版」と併せてオールナイト上映するということで、「若干、匂わす程度の文章」を残しておこうと思います。


なんとなく元ネタの素敵なOP動画を貼っておきますね↓




車やバイクを飛ばして、東京~仙台~青森を経由して、ゴールの札幌を目指すんですが、その間、テレクラ出会い喫茶出会い系サイト、ナンパなどを駆使して、素人女性をゲットしてはハメ撮りをするという内容。で、レースで1位通過したら何ポイントとか、ナマでセックスしたら何ポイントとか、「今までで一番気持ちいい」と言わせたら何ポイントとか、そんな感じで加算されるポイントを競うんですね。

で、本来は収録時間600分のAVなんですけど、劇場版は途中をほぼ省略して、札幌での最後の2日間がメイン。各々のAV監督が、さまざまなツールを利用しては、女性をゲット→ハメ撮りをするんですが、とにかく身も蓋もなくてスゴい。なんて言うんですかね、パンツを脱ぐ面白さってありますけど、“その先”というか。これはAVならではの魅力なんだろうなぁと。ナンパする時のしょうもなさだったり、ゲンナリするほどのセックスの生々しさだったり、ハメ撮り映像を観ながら“その行動”に対してポイントを加算していく真剣なバカバカしさだったり…。この日観た「怪しい彼女」も楽しかったけど、それ以上に腹を抱えて笑いましたよ。

不勉強なもので、初めて知るAV監督の方がほとんどだったんですが、全員が個性的でキャラがわかりやすいのも良かった。ある監督は熟女が得意だったり、ある監督は仕事帰りの風俗嬢を狙ったりと、各々の主義や戦術のぶつかり合いがまたスゲー愉快なのです。下手なコメディ映画やお笑い番組より爆笑したというか、こんなの作られたらお笑い芸人とかやってられないんじゃないかと。超満員だった劇場が爆笑で一体化する光景は、映画体験としても素晴らしかったです。

この映画のキーとなるのが、ビーバップみのる監督が言う「ヤルかヤラナイかの人生なら、オレはヤル人生を選ぶ」という台詞なんですが、序盤から似たような台詞を連発していただけに、最後にああいう形でハマるってのはドキュメンタリーならではの鮮やかさだなぁと。それに、ネタバレになるから詳しく書けませんけど、ああいう「決断を躊躇って…」ってシチュエーションって実際にある話じゃないですか。結構考えさせられましたね。


唐突ですが、AV版の特報を貼っておきますね↓




ただ、僕的に合わないところもいくつかあって(いつものパターン)。勝手に元祖「キャノンボール」のカラッとした感じをイメージしていたので、エピローグの情緒的なムードは少し苦手でした。あと、まぁ、すみません、これは少しだけネタバレを匂わせるので反転させないと読めないようにしますが、僕もジョン・ウォーターズ監督の某作品を想起させる場面には爆笑&悶絶しましたけど、あの展開は最初から覚悟していただけに、井口昇監督のエピソードなどに親しんだことがある身としてはもっとガッツリ行くのかと思ってたから拍子抜けした…って、勘が良い方はわかっちゃいますかね… (´∀`;) エヘヘ いや、スゴかったのは確かなんですがー。

あと、これは僕自身の問題というか、偽善的で面倒くさい話なので文字を小さく&読みにくくしますけど、そもそもAVを観る後ろめたさというのがあって、いやAV自体は大好きですけど、いろいろと現実に目をつむって誤魔化しながら観ているところがあるんですよ、だから例えば残念なおばさんが出て来たら笑っちゃったりするけどそれが現実に生きている人だと思うと微妙な居心地の悪さも感じるというか、出演している女性たちはAVに出ることはわかっていても「観客に笑われることは知らないよね」とかさ、「繊細な僕」を気取るワケじゃないんですが、とは言えAVに関わる方々はそんなところは3000年前に通過済みであり(というか非公式BOOKのインタビューでカンパニー松尾監督本人がそのことにちゃんと触れてる)むしろ僕自身が日和見主義の甘ちゃんであってそもそもこの作品を観る覚悟が足りなかったんじゃないか…ってな調子!ヽ(`Д´)ノ キィィィィ!


関係ありませんが、初音ミクのこの歌を貼っておきますね↓




そんなワケで、あーだこーだと読みづらくわかりにくい文章を書きましたが、基本的には非常に面白い映画でしたヨ (・∀・) ヨカッタ! もしここまで読んで興味が湧いた方なら、確実に楽しめると思うので、劇場へどうぞ~。ちなみに僕は杉作J太郎先生のファンなのでね、先生が「J.Said Knock You Out」で語っていた「オレはヤル時はヤル、ヤラナイ時はヤラナイ」派で生きて行こうと思います (´∀`) ナンダソリャ




カンパニー松尾監督によるAV版。600分って。



その裏側を収録した作品。ちょっと興味あります。



2009年のテレクラキャノンボール。これも名勝負だったそうな。裏バージョンも有り。



1997-2000年におこなわれたテレクラキャノンボールのベスト盤。



元ネタの映画。ジャッキー・チェンが日本人設定で出ております。



なんとなく貼ってみました。




テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2014/08/13(水) 23:55:00|
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her/世界でひとつの彼女(ネタバレ)

※今回の記事は、非常に心が狭い文章や18禁要素が強い下ネタが多く書かれており、たぶんこのブログ史上、最も下劣な内容になっているので、基本的には読まない方が良いです。
※今回の記事は、スパイク・ジョーンズ監督や「her/世界でひとつの彼女」が好きな人は確実に不快になると思うので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、「トランセンデンス」のネタバレにも触れるので、知りたくない人は読まない方が良いです。
※この映画についてのちゃんとした感想が読みたい方は、カゲヒナタさんのブログとか読むと良いんじゃないかな。







<長めの前置き>

まったく観る気が起きなかったーー ('A`) 観たい映画の覚え書きでは「○」を付けてみたものの、それは尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介が面白かったからでさ。よくよく考えれば、非常にどうでも良いというか。いや、僕が大好きなエイミー・アダムスやルーニー・マーラちゃんが出ているのは気になりますが、お話的に「だから何よ? (・ε・)」って思っちゃうのです。

結局、また「“都合の良い彼女”問題」になるんでしょ? 「映画秘宝 2014年 08月号」では、岡本敦史さんが「ラースと、その彼女」とか「ルビー・スパークス」などを引き合いに出してましたが、今はとにかく“ウジウジしたムードの作品”を観たい気分じゃなくて。特に「トランセンデンス」を観に行った時、今まであえて遠ざけていた「エクスペンダブルズ3」の特報を目の当たりにしてしまってからは、“この手の映画”への興味が一気に減少。マッスル&フィットネスの最新号に刺激を受けたこともあり、十分な睡眠時間がとれなくても、できるだけ深夜にジョギング&自重を使った筋トレを実施して、現在、テストステロンがムンムン状態なのに、「人工知能に恋する男の話」ですって?(゚Д゚) ハァ? 申し訳ないけど、そんなものに時間を奪われるぐらいだったら、「少年がタフな人工知能と友情を育む話」を観ますって話。


「エクスペンダブルズ3」の特報を貼っておきますね↓ 面倒くさいことを書くと、コメディではないと思うのです… (´・ω・`)




ハッキリ言って、「世界でひとつの彼女」という微妙に槙原敬之さんの曲を意識したような邦題も「生温いオンリーワンなど興味はない! オレが欲しいのはナンバーワンだ!ヽ(`Д´)ノ」派の僕としてはピンと来ないし、同じ「her」なら、僕は「検事Mr.ハー 俺が法律だ」を観るね「ベン・ハー」でも可)。「かいじゅうたちのいるところ」は好きだけどさ、スパイク・ジョーンズ監督自体、“オサレモテ文系野郎”的なパブリックイメージが鼻につくし、スパイク・リーやダンカン・ジョーンズが混ざって、気が付くとマイケル・クラーク・ダンカンを連想する名前も好きになれない…って、あまりにも心の狭い敵意まみれの文章を撒き散らしちゃいましたが、そんなワケで観る予定はなかったんです。


ジャッキー・チュンが歌う熱い主題歌を貼っておきますね↓ 判決、必要なし!m9`Д´) ビシッ




ところが、今週のムービーウォッチメンの監視対象になっちゃって…。先週の候補作の中では一番当たってほしくなかっただけに、超ガッカリしたものの、同コーナーが「課題作品を観ていた方が楽しめる」のは確かなので、先日、ちょうど銀座方面で打ち合わせがあったのを利用して、ヒューマントラストシネマ有楽町に足を運んで来ました。


劇場入口にはポスターがあったんですが…。
ポスター

なんとスパイク・ジョーンズ監督のサイン入りなのです。
スパイク・ジョーンズ監督のサインが!

サマンサソーダなんてドリンクも販売中。
サマンサソーダ

パネルも展示されてまして。
パネル展示

鈴木敏夫さんの相田みつをライクな文章があったりしましたよ。
鈴木敏夫さんの文章








her/世界でひとつの彼女

her/世界でひとつの彼女

原題:Her
2013/アメリカ 上映時間126分
監督・製作・脚本:スパイク・ジョーンズ
製作:ミーガン・エリソン、ビンセント・ランディ
製作総指揮:ダニエル・ルピ、ナタリー・ファーレイ、チェルシー・バーナード
撮影:ホイテ・バン・ホイテマ
美術:K・K・バレット
衣装:ケイシー・ストーム
編集:エリック・ザンブランネン、ジェフ・ブキャナン
音楽:アーケイド・ファイア、オーウェン・パレット
出演:ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリビア・ワイルド、スカーレット・ヨハンソン、クリス・プラット、マット・レッシャー
パンフレット:★★★★(720円/意外と読み物が多くて、充実してて好き)
(あらすじ)
近未来のロサンゼルスを舞台に、携帯電話の音声アシスタントに恋心を抱いた男を描いたラブストーリー。他人の代わりに思いを伝える手紙を書く代筆ライターのセオドア(ホアキン・フェニックス)は、長年連れ添った妻(ルーニー・マーラ)と別れ、傷心の日々を送っていた。そんな時、コンピューターや携帯電話から発せられる人工知能OS「サマンサ」(スカーレット・ヨハンソン)の個性的で魅力的な声にひかれ、次第に“彼女”と過ごす時間に幸せを感じるようになる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


意外と好きでした (〃∇〃) ウフフ この映画に関しては、「映画秘宝 2014年 08月号」柳下毅一郎さんの批評と、岡本敦史さんの記事を読めば十分なんですが、一応、僕なりにつまらない感想を残しておきますね。


公式動画の「The Moon Song」を貼っておきますね↓ 




適当にウソを交えながら話を書いておくと、主人公セオドアは新型の人工知能OS「サマンサ」と話すうちに恋仲になって。「所詮はプログラムなんじゃないか? (`Δ´;)」とか「言葉での疑似セックスをしてみたら意外と良かったものの、やっぱり本当のセックスができないのはどうなのよ? (・ε・)」とか「『それでも好きだ!』って開き直ったら、元奧さんに『オマエ、バカじゃね? 川 ゚д゚)』と言われた… ('A`)」とか、いろいろな悩みにぶつかりながらも乗り越えて。「僕はサマンサが大好きさ!ヘ(゚∀゚*)ノ」と、やっと“真の愛”に到達したかと思いきや!

実はサマンサは人工知能としてドンドン成長してしまい、セオドアと同時に他の何千人ともコミュニケーションを取るようになったりして。結局、「アタシ、OSとして進化しちゃったので、他のみんなと一緒に去りますね!川・∀・) アディオス!」って感じでいなくなってしまったものの、セオドアは「人間とか機械とか関係なく、恋とはこういうものかもしれぬ (´・ω・`)」と、元奧さんとのことを考えて、今までの“ちゃんと想いを伝えなかった自分”を反省して、真心を込めたメールを送りまして。同じく離婚&自分のOSに立ち去られた親友エイミー(エイミー・アダムス)と一緒に屋上に上がって、「寄り添う人がいてくれるだけ、幸せなのカモ (。・ω・)(・ω・。し ネー」って雰囲気で、エンドクレジットに突入してました。


というワケで、Arcade Fireの「Supersymmetry」を貼っておきますね↓




好きな部分から書くと、SF風味の“現代の寓話”としてはなかなか良かったなぁと。昔から“自分の所有物”や“フィクションの登場人物”に対して、過剰な思い入れを抱きがちだった僕的には『ときメモ』が発売された1994年の前に“現実の恋人”が出来て良かった… (´∀`;) アブナカッタ...」と胸をなで下ろすところがあって。若いころにエロゲや「ラブプラス」なんぞがあったら、間違いなく廃人と化していた自信があるというか。プライベートの携帯をiPhoneに変えた当初だって、Siriを相手に「眠れない… ('A`)」「え、なんですか? すみません、電気羊の夢を見ていました 川・∀・)」「ホント?∑(゚Д゚)」「本当です 川・∀・)」「ちんこ (`∀´ )」「私には意味がわかりません。よろしければインターネットでお調べしますよ 川・∀・)」「カマトトぶりやがって!(`Δ´ )」「web検索でこちらが見つかりました 川・∀・)」なんて恐ろしいほどどうでも良いやり取りをした経験があるだけに、人工知能OS「サマンサ」に夢中になる主人公には、そこそこ感情移入できたのです


僕が初カノの佐藤さん(仮名)と付き合い始めたのが1992年。あと2年遅かったら… (`Δ´;) ヌゥ




物語を勝手に解釈すると、「セオドアの仕事は手紙の代筆業→いくらでも愛の言葉を並べられる」というのが、人工知能OS「サマンサ」と重なって。「その手紙=プログラムに込められた想いはウソなのか?」ってことに主人公は悩むワケですが、最終的には、「そんなのわからないけど、とりあえず想いを伝え合うことが大事」「ダメになりそうな時、それが一番大事」ってことになったんですよね、たぶん。ウワサによると、菊池凛子さんにフラれたスパイク・ジョーンズ監督の私小説的な側面もあるそうですが、監督的には「もっとちゃんとコミュニケーションをとれば良かったナー (ノω・、) グスン」と後悔したんでしょうか…。ちなみに最後、エイミーと寄り添う場面は、「心の触れあいだけで十分な気がしないでもないけど、やっぱり温もりも大切だよね」ってことなのかと思ったんですが、ドウナンデスカネー。

正直、主人公ったら“自分に合った仕事”をしている&才能にも恵まれていて、生活には困ってなくて、奧さんはルーニー・マーラちゃんだし(別居中だけど)、元カノ兼親友はエイミー・アダムスだし、職場にもちゃんと友人がいるし、途中でデートする相手はオリビア・ワイルドだしと、驚くほどの“リア充でして。そのくせ寂しいだ何だとのたまうからさ、「ウジウジすんな! ( ゚д゚)つ☆))Д´) バキッ」と思わなくはないんですが、しかし! そこは「テイク・ディス・ワルツ」じゃないですけど、人間はどんな立場だろうとどうしてかけがえのないものが、色褪せて見えるのーー? (´・ω・`) ナゼ?って感じてしまう生き物なんでしょうな(僕もそうですし、お寿司)。


「テイク・ディス・ワルツ」を観た後に聞くと破壊力抜群な「ラジオスターの悲劇」を貼っておきますね↓




世界観も良かったです。近未来のロサンゼルスの情景の多くを上海で撮影したってのが面白いし、ガジェットの数々も“現在の延長”って感じがして、「こういう未来もありそうだな〜」って思わされました。「音声入力なんかよりタイプした方が早いし便利」とか「OSや主人公がやるゲームは超発達しているのに、エイミーが開発するゲームはあの程度かよ」とか思うところがなくはないんですが、全体的に心地良い未来ムードでしたよ。


このゲームのキャラの人工知能もスゴすぎですよね。




役者さんたちも素敵で、ホアキン・フェニックス、最近は「ザ・マスター」での演技が凄まじかったワケですが、今作もまた素晴らしくて、「この人、やっぱりスゴいな!∑(゚Д゚)」と、あらためて感心しましたよ。ルーニー・マーラちゃんは“離婚したい奧さん”の役だったんですけど、ダメージを与える言葉をクリティカルに投げてくるので、非常に胸が痛かったです。それと、OS「サマンサ」の声を演じたスカーレット・ヨハンソン、「あんなセクシーなOSの声があるか!」とは思いつつも、なんだか…スゴく…ドキドキしました… (〃∇〃) ウフフ 


最初はホアキン・フェニックスだと気付かないくらいの変貌ぶりで、驚きましたよ。
ホアキン・フェニックス

ルーニー・マーラちゃんは回想シーンでは超可愛いのですが…(この場面、「エターナル・サンシャイン」っぽいね)。
回想シーン

現実では超厳しいことをズバズバ言うのでした… ('A`) シニタイ
ルーニー・マーラ


まぁ、「仕事で書いた手紙を勝手に書籍化すんな!」とか「いくら寓話だと言っても、あくまでOS側が人間に合わせて“人”っぽくなっているだけなんだから、進化して人間と一緒にいられなくなるっておかしくね?(擬人化の美味しいところ取りというか)」とか「てっきり最後は『トランセンデンス』みたいに実体化するか、Windows Meのコピペみたいなオチになるかと思ってました (ノ∀`) テヘ」とか、いろいろと思うところはあるんですが…。少しイラッとしたのが、スパイク・ジョーンズ監督のオサレ下ネタバランス。

なんて言うんですかね、露悪的になるギリギリの寸止め感というかさ。“妊婦ヌードでドキドキするセオドア”とか、“未来のテレフォンセックス(チャットだけど)”とか、金田淳子先生的発想の“わきの下にアナル”とか(語感的に「唇にパンク」を思い出した)、“善意の第三者を使った代理セックス”とか、“エイミーが製作したゲームキャラの自慰行為”とか、下ネタを扱いつつも決して汚く見せないのが信用できない感じ。例えば「精神的に充実してました!(o^-')b」ってことなのかもしれませんが、いくら“言葉だけのセックス”を楽しんでいるにせよ、セオドアの手が股間をしごく音が部屋に響くべきじゃないですか。僕的には漂白された手ぬるい表現に思えて、非常に萎えましたね。

この映画って、「“愛”についての素敵な寓話だね ( ´∀`)(´∀`しウフフ」ってことなんでしょうから、肉体的な性についてスルーするのは良いとも思うのです。ただ、中途半端にセックスにも踏み込んでくるからさ、「じゃあ、こうなるんじゃないの?」的な疑問がモリモリ湧くワケで。例えば、いくら“言葉だけのセックス”にせよ、まず、ディスプレイで擬人化したキャラを作ると思うんですよ(刹那的な関係ならともかく「サマンサは自分の体を勝手に想像されるだけで良いの?」と。映画の雰囲気は台無しになりそうですがー)。

あと、この「USBオナホール」のレビューの「待ちに待った未来」というタイトルを初めて見た時は「糸井重里を超える逸材がいた!Σ(゚д゚;)」と感動したものですが、“第三者を介在してのセックス”に挑戦する前に、あの未来だったらOSと連動した高性能なダッチワイフが開発されて然るべきって、露悪的な下ネタを書いて多くの読者を失った気がします… ('A`)


なんとなく「ダッチワイフ革命」の動画を貼っておきますね↓




閑話休DiE!m9`Д´) ビシッ つまらない文句を書いちゃいましたが、映画に影響を受けて、奧さん宛に心をこめたメールを送ってみたら、おかげさまで翌日から奧さんの当たりが非常に柔らかくなりまして。この映画には非常に感謝しているのです (^ε^) ウッフン とは言え、今はこういう内向的な作品を観て、小難しいことを考えたくはないので、点数は60点(酷い着地)。オサレなので、気になる人は観に行くといいぜ!




スパイク・ジョーンズ監督作。これはかなり好き。



映画のノベライズ。この映画が好きな人なら良いかも。



サントラは見当たらなかったものの、主題歌がありました。



「映画秘宝」岡本敦史さんが触れていたマルコ・フェリーニ監督×クリストファー・ランバート主演作。少し面白そう。




テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2014/07/19(土) 07:05:10|
  2. 記事(2014)
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300<スリー・ハンドレッド> 帝国の進撃(2D・字幕版)(ネタバレ)

※今回の記事は、結構どうでも良い文章しか書いていないため、ちゃんとした感想が読みたい方は小覇王さんのブログをぜひ読んで!(o^-')b オススメ!
※今回の記事は、「300<スリー・ハンドレッド>」「300<スリー・ハンドレッド> 帝国の進撃」が好きな人は不快になる怖れがあるので、気をつけて!
※今回の記事には、男尊女卑的な文章も書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。
※この記事には、性器が丸見えの男性のイラストが貼られているので、そういうのが苦手な人は読んじゃダメ!









300<スリー・ハンドレッド> 帝国の進撃(2D・字幕版)

300<スリー・ハンドレッド> 帝国の進撃

原題:300: Rise of an Empire
2014/アメリカ 上映時間103分
監督:ノーム・ムロ
製作:ジャンニ・ヌナリ、マーク・キャントン、ザック・スナイダー、デボラ・スナイダー、バーニー・ゴールドマン
製作総指揮:トーマス・タル、フランク・ミラー、スティーブン・ジョーンズ、ジョン・ジャシュニ
原作:フランク・ミラー
脚本:ザック・スナイダー、カート・ジョンスタッド
撮影:サイモン・ダガン
美術:パトリック・タトポロス
衣装:アレクサンドラ・バーン
編集:ワイアット・スミス、デビッド・ブレナー
音楽:ジャンキー・XL
出演:サリバン・ステイプルトン、エバ・グリーン、レナ・ヘディ、ハンス・マシソン、ロドリゴ・サントロ、イガル・ノール、カラン・マルベイ、ジャック・オコンネル、デビッド・ウェンハム、アンドリュー・ティアナン、アンドリュー・プレビン、ピーター・メンサー
パンフレット:★★★★(820円/読み応えがあって、非常に好きなタイプ)
(あらすじ)
紀元前480年、スパルタのレオニダス王が300人の精鋭で100万人のペルシア帝国軍と戦っていた頃、ギリシャのテミストクレス将軍(サリバン・ステイプルトン)もまた、自由と平和を守るため立ち上がり、その旗の下に集まった同胞たちとともに3倍に及ぶペルシャ軍との戦いに乗り出す。ギリシャ生まれでありながら、虐げられた過去を持ち、ギリシャに対して復讐心を抱くペルシャの海軍女指揮官アルテミシア(エバ・グリーン)は、テミストクレスを敵ながらも評価し、味方に引き入れようと交渉してくるが、テミストクレスはこれを拒否。アルテミシアの怒りと復讐心は増大し、ギリシャを壊滅させようと進撃を開始する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




65点


1作目の「300<スリー・ハンドレッド>」が好きだっただけに、最初は「あれで完結しているんだし、わざわざ続編を作らなくても…」と思っていたんですが、予告編を観ていたらそこそこ気になってきまして。ユナイテッド・シネマとしまえんの展示物で“ワイルドなキャラ”を見つけたのもあって、公開日の深夜、レイトショー割引を利用して観てきました。そんなには悪くなかったヨ (・∀・) ヨカッタ!


5月下旬ごろからUCとしまえんにはこんな展示が飾られてまして。
としまえんの展示

この端っこのキャラがワイルドでカッコイイ! こりゃあ、観に行かなきゃね。
ワイルドなキャラ

ということで、深夜のUCとしまえんに来たのでした。
夜のとしまえん


まず、若干のウソを交えながらあらすじを書くと、ペルシア戦争テルモピュライの戦い前作で描かれた)の直後に起きたサラミスの海戦をベースにしてまして。ギリシャ連合軍の将軍テミストクレスと、ペルシア軍の女司令官アルテミシア海を舞台に雌雄を決するのです。テミストクレスが戦略を駆使して先に2勝すると、アルテミシアったら興味しんしん丸になって、セックスを使って軍に勧誘してみたりしてね。ところが、テミストクレスが中折れしたので「カエレ!川`Д´)ノ チンカスヤロウ!」と激怒すると、3ターン目はペルシア軍の油を使った秘策によってギリシャ軍が大炎上してしまって…。


こういうことがあの時代に可能かどうかは別として、なかなかの地獄でしたな。
火計!


追い詰められたテミストクレスは4ターン目、起死回生を狙って、船上を馬で駆け巡ってアルテミシアの元に到達→タイマンを挑んで、剣で貫いて見事勝利!(モロに挿入のメタファーですよね? ね?) 遅ればせながらゴルゴ王妃(レナ・ヘディ)に率いられたスパルタ軍が援軍として到着→戦況が超有利になって、「オレたちの戦いはこれからだ!川`Д´)人(`Д´)ノ ファイティン!」といった雰囲気のまま、エンドクレジットに突入してました。


最後はスパルタ軍と一緒に突撃して終わってましたよ。
オレたちの戦いはこれからだ!


エンドクレジットに流れるブラック・サバスの「War Pigs」を貼っておきますね↓




基本的には普通に楽しめるブルータルなソード&サンダル系映画って感じ。好みだったところを書くと、エヴァ・グリーンが演じたペルシア軍の総司令官アルテミシアがとにかく素敵なのです… (´Д`;) ハァハァ 今年のベスト悪女は「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」マザー・ロシアを置いて他はないと思ってるんですが、3位以内には確実にランクインする見事なキャラクターであり、ハッキリ言って、僕はずっと彼女を応援しながら観てました。


今作を観た人は高確率で魅了される鬼司令官アルテミシア。
愛しのアルテミシア


もうね、「家族を殺されて陵辱されてきた過去」が非常に凄惨であり、そんな彼女を助けたのが前作「これがスパルタだ!ヽ(`Д´)ノ」と穴に蹴落とされた使者(ピーター・メンサー)だったりしたのも、因果な流れでなかなかグー (o^-')b グー 戦闘力を身に付けて、ペルシア内でのし上がっていく様子は清々しくて、「もうこのままギリシャを滅ぼしちゃえばいいんじゃないかな ( ´_ゝ`)」と思うほどでしたよ。戦闘シーンも頑張ってたし、敵司令官との寸止めセックスバトルシーン(!)でのヌードを惜しまない姿勢にも頭が下がったし…。エヴァ・グリーン、非常に見直しました(偉そうな文章)。


小さいころ、同じギリシャ人に家族を殺されるわ、陵辱されるわと散々な目に遭って復讐を決意。
幼いころのアルテミシア

ペルシア人に助けられて戦闘力を磨くと、敵の首をサクサク狩って、あっという間に出世するのです。
生首を献上

男と主導権を奪い合う寸止めセックスバトルも非常に見応えがありましたぞ。
セックスバトル!


アクションはそれなりに凄惨に描かれていて、海戦の見せ方もそこそこ面白くて(一応は罠にハメたりとかするし)、戦闘シーンに関しては結構満足いたしました。恥ずかしながらパンフレットに載っていた尾崎一男さんのコラムでその名称を初めて知ったんですけど、「役者をグリーン(ブルー)スクリーンの前で演技させ、CGによって作られた仮想背景と合成した映画のこと」をデジタルバックロットと、「スローモーションから通常動作、そしてスローになったりする、撮影速度が切り替わる映像表現」をクレイジーホース・ショットと言うそうなんですが、今回もモロにそんな感じで、そういう意味でも「300<スリー・ハンドレッド>」の続編”ではあったというか。あと、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」で印象的な雑魚敵を演じて気になってたカラン・マルヴェイがそこそこ重要な役で出て来たのもうれしかったです。


この前蹴りからのアクションとか、非常にカッコ良かったですよ。
ナイス前蹴り!

ペルシア軍内をスパイしたり、息子も参戦したりと、そこそこ活躍したスキリアス。演じたカラン・マルヴェイは…。
スキリアス(カラン・マルヴェイ)

「ウィンター・ソルジャー」ではこの場面に登場。今後の活躍に期待したいですな〜。
ウィンター・ソルジャーではこのシーンに!


ただ、正直なところ、いくつか不満点がありまして。とりあえず大人げなく書いておきたいのが、いくら話が繋がっていようと(前作の登場人物が結構出てくるのはスゲー良いと思う)、「300人で頑張る!」って内容じゃないんだから、今さらながら、やっぱり「タイトルは変えようよ… (´∀`;)」って思っちゃいました。それと、可哀相なんですけれども、主人公テミストクレスを演じたサリバン・ステイプルトンは貫禄不足でしたね。前作でレオニダスを演じたジェラルド・バトラーと比べると、どうにも弱々しく感じてしまって…(身長は185センチあるそうで、良い体格ではあるんですが)。


レオニダスの説教は「よし、オレも頑張るッス!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォ!」と心が発火しそうな迫力があるんですが…。
レオニダス

テミストクレスは少し頼りなくて「やっぱり家に帰ろうかな… (´・ω・`) ションボリ」という気分に…って、個人の感想です (´∀`) キニシナイデネ
テミストクレス


というか、そもそも前作は「スパルタ人ってどうかしてるけど強ぇ!Σ(゚д゚;) スゲェ!」という話だったんだから、今作のアテナイ人たちは「肉弾戦ではもう少し弱い」とか「全員、服を着ている」とか、もっと違うアプローチで描いても良かったような気がします。僕的には「一般兵は弱いけど、特別に強い部隊がある」的な感じかと思ってたのに(あの“ワイルドっぽい奴”とか)、結局、“普通の人たち”の割には戦闘力&ビジュアル的にスパルタと大差なく見えちゃったんだもの (・ε・) プー まぁ、「マッスル&フィットネス」の情報によると、アメリカでは「300」が「腹筋」の代名詞になるほどだったそうなので、今作も半裸まみれにせざるを得なかったのかもしれませんがー(眉唾な情報)。その他、クセルクセスがさらに人間っぽくなっちゃってたのも寂しかったですな。


この“ワイルドっぽい奴”はスキリアスの息子で、特殊部隊でも何でもなく、なんとなくウォーペイントしただけでした ('A`) ザンネン
“ワイルドっぽい奴”ってワケでもない

クセルクセスがアルテミシアの傀儡だったのは、小物感が増して悲しかったなぁ。
小物なクセルクセス


そして何よりも何よりも不快だったのが王妃ゴルゴちょっと昔の話になりますが…。僕は「300<スリー・ハンドレッド>」が公開された時、原作コミックの方を先に読んだんですけど、とにかくツボにハマったというか。「こんな男臭いアメコミがあったのか!(*゚∀゚)=3 ムッハー!」と、すっかり虜になりまして。「好きなアメコミを5冊選べ」と言われたら、間違いなくチョイスする一冊だったりするのです。


特製ケースに入った原作コミック。大好きです (〃∇〃) ウフフ
原作コミック

有名な場面を貼っておきますね。ちなみに今作にも少しだけ出てくるマラトンの戦いが語られるシーンもあったり。
これぞスパルタ


何にグッと来たって、無駄を省いた無骨な作画とシンプルだけど力強くて燃えるストーリー。さらには、スパルタ人たちが普通に“フルにチンコを丸出し状態=フルチン”だったりする姿勢にも胸を打たれたというか。例えば、僕が前にいた職場は非常にマッチョな場所であり、宴会でチンコを出すのが当たり前だったりして、僕はそういうのが本当にイヤでイヤで仕方がなかったんですけど、己の立場を守るために愛想笑いを浮かべながらポロリと出したりしてね…(遠い目)。


ペルシアの使者を出迎えるレオニダス王がすでにフルチン。マントを羽織っているせいか、変態に見えなくもない。
王がフルチン

そうなると兵士だって全裸がデフォルト。別に「服がない」ってワケじゃないっぽい。
兵士たちは全裸


というか、男にとっては「公衆浴場に行った時、タオルで前を隠すか隠さないか問題」もあったりして(僕は間をとって「タオルを横で添えるだけ」派)、チンコは非常に非常にデリケートな話なんですが、しかし! スパルタ人ったら、大きかろうが小さかろうが右に曲がっていようが皮をかむっていようが、全然気にしてないんです。そんな男らしい彼らを見ていると、チンコを隠すか隠さないかなんてことについて悩み苦しむ自分がバカバカしくなってきて、思わず下半身を露出しながら街を歩きたくなる…って、犯罪行為なので気をつけて!ヽ(´Д`;)ノ アブナ-イ!


ペルシアとの戦争が始まると、戦闘中はさすがにパンツっぽいのを履いてましたが、暇になると即フルチンに。
戦争が始まってもフルチン

戦争中にも鍛錬は欠かさないスパルタ人たち。当然ながら、フルチンになる人たちも。
戦争中のトレーニングでもフルチン

昔話を聞いてホッコリする時も、何人かはフルチンになるのでした。
昔話を聞く時もフルチン

となれば、寝る時だってフルチンさ(面倒くさいのでもう矢印は入れません)。起きたら顔に仲間のチンコが載ってたりしそう… ((((゚д゚;)))) ヒィィ
雑魚寝の時もフルチン


閑話休DiE!m9`Д´) ビシッ で、満を持して観た映画版ですよ。フルチン要素がなくなっていた…のは、いろいろと問題があるだろうから、まぁ、良いです(今まで貼ってきた画像が無意味になる文章)。ただ、超シンプルで男臭い物語だったのに、王妃ゴルゴがドヤ顔でしゃしゃり出てくるのがスゲー不快。原作は、葛藤などの要素をサラリと描いて、無駄口を叩かずにさっさと死地へ赴くのが超カッコ良かったのに、レオニダスも悩んだりするしさぁ…(クセルクセスが人間っぽくなったのもガッカリ)。というか、とにかくゴルゴが政治家セロン(ドミニク・ウェスト)とグダグダグダグダとドラマを繰り広げるのが心底不要で、「こんなシーンを入れるくらいならバトルの1つでも増やせ!」としか思えなかったんですよね…(ゴルゴ要素を削って90分にしてほしいほど)。


序盤、ゴルゴがこんなことを言い出した時はビックリ。こんな場面、原作にないじゃん!
出しゃばる王妃

ペルシアの使者が失礼な口を叩いて、レオニダスの逆鱗に触れてましたが、すみません、僕も同じ気持ちでした。
なぜ女が口を出す?

政治家セロンの陰謀云々も原作にはなし。超ウザかったです (゚⊿゚) カエレ!
セロンもウザイ

このレオニダスの全裸シーンが“唯一のフルチン要素”と言えるのかもしれませんな…(知った風な口調で)。
映画内でのフルチン


って、長くなりましたが、やっと今作の話。僕が大嫌いな王妃ゴルゴが出てくるのは100歩譲るとしても、クライマックス、この女がそこそこの戦闘力を発揮するのが、ごめんなさい、ムカついて仕方ない。だって、スパルタの男たちは小さいころからハードな訓練を積まされているからこそ強いワケでさ。アルテミシアだって、必死の鍛錬があったからこそ、ですよ。だからこそ、突然、軍隊を率いてくるゴルゴに対しては「お前がなんで強いの? (゚Д゚) ハァ?」って思っちゃう。予告編で観た時は「この場面はたぶん前作の数年後→その間、復讐するために猛特訓したのだろう」とか思ってたのに、数日後設定なんだもの。伊集院光さんの“モデル特急”というナイスなフレーズがありますけど、いきなりの“王妃特急”というズルさ。テメエはドヤ顔を披露する前に、半裸の野郎どもに混ざって腕立て伏せから始めろよ…って、本当に心が狭くてスミマセンネー (´∀`;) エヘヘ


この女が、変に強いのがイヤだった…イヤだったのです… (ノω・、) グスン
変に強そうな王妃ゴルゴ


そんなワケで、ダラダラダラダラと駄文を垂れ流して来ましたが、いろいろと嫌いなところはありつつも、好きな部分も多いし、何よりもアルテミシアが素敵すぎたのでOK!(o^-')b ユルス! 帰りはそこそこ上がったテンションで、新宿の自宅まで走って帰宅いたしました。実際、僕ほど器の小さい人間じゃなければ普通に楽しめる映画だと思うので、気になる人は劇場へどうぞ〜。




今回の映画のアートブック。アルテミシアの部分だけ読みたいんだけどなぁ。



ジャンキーXLによるサントラ。「War Pigs」は入ってないみたい。



ザック・スナイダー監督による前作。基本的には大好きなんですヨ (・∀・) ホントダヨ



巨匠フランク・ミラーによる“前作の”原作コミック。心から愛しております。



アーロン・セルツァー監督によるパロディ映画。ちょっと面白そう。



こんな衣裳が似合う肉体を持ちたいものです。





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  1. 2014/07/14(月) 23:55:00|
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テーター・シティ 爆・殺・都・市(ネタバレ)

テーター・シティ 爆・殺・都・市

テーター・シティ 爆・殺・都・市

原題:TAETER CITY
2012/イタリア 上映時間73分
監督・脚本・音楽・特殊効果:ジュリオ・デ・サンティ
撮影:ステファン・バーヒー
出演:モニカ・ムニョス、リッカルド・ヴァレンティーニ、クリスティアン・リーヴァ、ウィルバー・ジィモサー、ジュリオ・デ・サンティ
パンフレット:なし
(あらすじ)
近未来のとある街、テーター・シティ。そこでは街中を流れる電波が犯罪者を認識、すると犯罪者は自殺へと追い込まれ、遺体を食用肉に加工するシード・システムという制度があった。ところが、その電波に反応しないミュータント殺人鬼(ジュリオ・デ・サンティ)が出現。さく裂弾などで頭部を粉々にしないと倒せない殺人鬼に、特殊精鋭部隊・バイカーズが出動するが……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※今回の記事は、残酷な画像や動画が貼られているので、グロ描写が苦手な人は絶対読まない方が良いです!

すっかり忘れてた!ヽ(TДT)ノ 毎月、「観たい映画の覚え書き」を書いている僕ですが、2月分の記事では「未体験ゾーンの映画たち 2014」の中の注目作を3本ほど取りこぼしてまして…(2回目)。そのうちの1本が「アウトレイジ・ギャング」であり、もう1本がこの「テーター・シティ 爆・殺・都・市」だったのです。

僕が初めて“言葉がわからないのに海外版DVDを購入するほどに観たかった映画”「アダム・チャップリン」の監督エマニュエル・デ・サンティの弟ジュリオ・デ・サンティが撮ったということでね(というか、ネクロストームという製作会社を兄弟で立ち上げてる)、観る前から僕好みなのはわかっているワケで。痛快ウキウキ通り気分でヒューマントラストシネマ渋谷に行って来ました。「大好き!ヘ(゚∀゚*)ノ」って感じでしたよ。


受付近くには「未体験ゾーンの映画たち 2014」の作品紹介がありました。
未体験ゾーンの映画たち作品紹介

僕が観に来たのはコレ! 超楽しみ〜 (´∀`)
観に来たのはコレだッ!

上映スケジュールもあったりして。この手作り感、好きです。
上映スケジュール

つい17アイスを購入。もう買わないつもりだったのに…。
アイス買っちゃった


僕はなぜバイオレントな映画が好きなのか? 以前、アシッドたんぱ大放送に出演した際高野政所さんに聞かれて言葉に詰まったのですが、今ならわかる。間違いなく「北斗の拳」の影響だと。クズとしか言いようがない悪党どもを無惨に殺戮していくケンシロウやレイが本当にカッコ良くて、たぶんそれがキッカケでいわゆる“ゴア描写”が大好物になったんじゃないかなぁと(特撮番組の影響もあるとは思いますが)。映画ファンとして“後味が悪いホラー映画”なども嫌いではないものの、基本的には「残酷な闘いの末にキッチリとクズが始末される作品」に一番グッとくるワケです。


なんとなく「北斗の拳2」のOPを貼っておきますね↓




だから、ハードな戦闘とともに目を覆いたくなるような人体破壊が繰り広げられる「アダム・チャップリン」は夢のような作品でしてね…(しみじみ)。そして、同じネクロストーム製作となる今作「テーター・シティ 爆・殺・都・市」もまた、非常にストライクな映画だったというか。話の内容を書くと、舞台は近未来。「一般人には無害な“特殊な電波(a.k.a.ジードシステム)”を出すことで凶悪な犯罪者を自殺させて、その肉体をハンバーガーに加工している」という、「カレ・ブラン」「マイノリティ・リポート」で味付けして悪趣味にしたような世界観なんですが、なんとジードシステムのせいで逆にパワーアップしてしまったミュータント殺人鬼が登場しまして。その叫び声を聞いた人間はミュータント化して殺し合うようになってしまうため、殺人鬼を倒すべく、バイカー警官軍団が出動するんですね。


残念なツラ構えのミュータント殺人鬼を演じるのは監督本人。なかなか良い体をしてました。
ミュータント殺人鬼

立ち向かうのは女性バイカー警官レイザー(モニカ・ムニョス)。特殊なグローブで敵を八つ裂きにするのです。
バイカー警官レイザー


でね、何が素晴らしかったって、女性警官レイザーが使う武器レーザーグローブのゴア描写。この監督は兄同様、「北斗の拳」を愛しているようで(たぶんジードシステムの由来もコレっぽい)、彼女がその武器を振るうと、敵の肉体がモロに南斗水鳥拳っぽくスパスパと切断されていくんです! これは本当に楽しかったというか、ハッキリ言って、レーザーグローブの使用描写だけエンドレスで観たい気分でしたヨ (´∀`) ウフフ


レイザーがグローブを装着して華麗に手を振ると…。
レーザーグローブ攻撃

こんな感じで悪党は無惨に死亡! って、この殺害された人自体はまだ悪いことしてないんですけどね。
ナイスすぎるゴア描写


それ以外のゴア描写も素晴らしい出来で、何かあるたびにドバドバと大量の血が流れるあたりは、西村映造の仕事を思い出したりもしてね。いきなり殺人鬼が運転するトラックが出て来て人を轢き殺すシーンは、驚きながらも爆笑したというか、なんとなく漫画太郎先生の“お馴染みのギャグ”を連想いたしました。あと、クライマックスのレイザーvs殺人鬼で、頭骨を割ったり、足を折ったりする“X-rayバイオレンス”が観られたのも最高でしたな〜。一応、オチを書いておくと、レイザーは殺人鬼を倒すものの、殺人鬼の影響で暴力衝動に囚われてしまい、組織の上司の頭を切断して終了…って感じでした。


このトラック轢殺シーン、勢いがあって笑っちゃったり。
トラックでグシャッ!

ちなみに“X-rayバイオレンス”はこんな感じの演出(「レッドイーグル」より)。
首を折れ!


まぁ、ハッキリ言って、やたらと人肉バーガーのCMが流れるのはウザかったし、編集のつなぎ方は上手くないと思ったし、レイザー役の女優さんの身体能力が低いのは微妙だったし、バイク演出は安っぽすぎて萎えたし、ゴア描写の見せ方にクドさを感じたりもしたんですよ(特に腹の傷を塞ぐ場面の長さはどうかと)。ただ、エンドクレジットの信用できるスペシャルサンクス振り(僕が確認できたのは、ネクロストームのファン、スプラッターファン、80年代の映画ファン、監督の兄、武論尊&原哲夫、ピーター・ジャクソン、ジョン・カーペンター、ポール・ヴァーホーベン、北野武、三池崇史、すべてのカプコンスタッフ)や、「テーター・シティ2」のロゴが出てくるのが愉快だったのでね、鑑賞後は「良いモン観たなぁ〜 (´∀`)」とホッコリ気分。ネクロストームの新作が楽しみになるほど大好きになったのです。この手の映画に免疫がない方には1ミリもオススメしませんが、「未体験ゾーンの映画たち 2014」の作品は1200円で観られるということで、スプラッターが好きな人はチェックしても良いんじゃないかしらん。




なんとなく連想したジャン=バティスト・レオネッティ監督によるディストピア映画。僕の感想はこんな感じ



「犯罪を未然に防ぐ」という点では、この映画っぽい…って、無理ありますかね (´∀`;) エヘヘ



ベタですけど、ディストピア映画の名作を貼っておきますよ。



一応、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の近未来格闘映画も貼っておきますね。







テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2014/02/21(金) 16:05:17|
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