三角絞めでもてなして

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メン・オブ・ウォー(ネタバレ)/ありがとうドルフ・ラングレン特集

メン・オブ・ウォー※この記事は、2010年7月1日にアップしたものです。

メン・オブ・ウォー
メン・オブ・ウォー [DVD]

原題:MEN OF WAR
1994/アメリカ 上映時間105分
監督:ペリー・ラング
脚本:ジョン・セイルズ、イーサン・リーフ、サイラス・ボリス
出演:ドルフ・ラングレン、シャーロット・ルイス、B・D・ウォン、アンソニー・デニソン、ティム・ギニー、ドン・ハービー、ティニー・リスター
(あらすじ)
南太平洋の孤島の鉱脈を島民から奪うため、財団が傭兵を島に送る。しかし傭兵たちは温かい島民の迎えに、逆に島を守ることを決心。財団側が再び送り込んだ戦争のプロたちを倒すため、傭兵軍は立ち上がった。(以上、エイガ・ドット・コムより)

予告編はこんな感じ↓(編集する前っぽいですな)




50点


※今回の記事は残酷な画像や描写が含まれますので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。

今週から始まった「ありがとうドルフ・ラングレン特集」。その1本目は「メン・オブ・ウォー」になります。感想は…そこそこ楽しかったです。

まぁ、ありがちなストーリーですよね。「モロに『アバター』じゃねえか!」って思ってみたけど、当然ながらコッチの方が先なので、もしかすると「アバター」を観たとき、「『メン・オブ・ウォー』のパクリじゃねえか!」って思った人もいたのかも…。って、どうでも良いですな。いわゆる“白人酋長モノ”の起源になった映画って、「アラビアのロレンス」とかなんですかね。

で、何はともあれ、実際に観てみたら、この映画男子が好きな要素がしっかり詰め込んでありまして。その要素を個条書きにしてみますね↓


① 仲間集めシーン

傭兵モノの元祖といえる「七人の侍」の時代から、男子は仲間を集めるのが大好き! この作品でも冒頭で“クセのある奴ら”を集めるシーンがあり、悔しいけどやっぱり少しだけ胸がときめいてしまうワケです。

② 分かりやすい悪役

序盤で、“主人公の戦友”という設定の非常に分かりやすいイヤな感じの敵(いかにも「たぶん最後にタイマン張るんだろうな~」って感じの人)が出てくるんですよ。主人公にイチャモンつけるために部下を射殺しちゃったりするタイプです(B級映画にはありがちな展開だけど、実際にこんなことをしてたら部下がついてきませんよね)。本当にムカつく奴なので、「やっちまえ!」感が非常に高まりました。

③ 温かくて素朴な島民描写

「脅しで銃を乱射されても笑顔で拍手ってのはさすがに素朴すぎるだろ」と思いましたが、この手の島民はやっぱり善意の人であり、「精霊が~」とか言わなくちゃね! ここで子供と仲良くする奴は良い人側になる感じがアリアリで、それも良し。主人公だけ最初から「実は良い人」なのを見抜かれていたりとか、キレイな女性の島民(未亡人設定。子供はすでにラングレンに懐いてる感じ)と良い仲になったりするのもお約束ですよね。

④ 自然の中の自然なお色気

男子たるもの、やっぱりエロ要素が入っているとうれしかったりするワケですよ。でも、正直、セックスシーンとなると逆にちょっと気まずい感じがしてしまう…。そんな時、僕がもっともありがたいと思うのが水浴びシーンですよ! 男子たちの目を潤わせつつ、「いや、別にオッパイなんて見たいワケじゃないけどさ、水浴びをしているんだから画面に映るのは仕方ないじゃん?」みたいなエクスキューズを与えてくれるワケです。物語の進行を考えると、そんなに必要はない場面なんですが、サラッと集団水浴びシーンを入れておく心憎さ…。ペリー・ラング監督、信頼できる男だと思いました(現在はあまり活躍してないみたいですが)。


大自然の中では、人間は裸でいる方が自然なのかもしれませんな…(知った風な口調で)。
魅惑の水浴びシーン


⑤ 味方兵士の人選

依頼主の金持ちに厭気が差し、島民側に寝返ったラングレン(「だったら最初からそんな仕事受けるなよ!」なんてツッコミは野暮ですぞ)。そんな彼の味方になった兵士たちは、現地女性と仲良くなった白人(ちょっとヒッピーっぽい)、鼻っ柱の強い女戦士、子供と仲良しになった黒人(敵側にもちゃんと嫌な感じの黒人兵士がいる)という、実にバランスがとれたメンバーで好感が持てました。

⑤ 実は戦闘力の高い島民

ベタな面子も味方になったけど、敵と戦うには心細い…。と思いきや! 島民たちはウォーペイントをして戦う気マンマン。「近代兵器に原始的な武器で対抗」って流れ、ベタだけどやっぱり燃えますよね。しかも、強い! 最後はなんと黒幕の金持ちの首を斬ってきて、戦争を終わらせちゃったりして…(ラングレンはラスボスとタイマンを張るだけ)。正直、「この島民だけでなんとかなったんじゃないの?」とも思っちゃったり。


実に「アポカリプト」っぽくて素敵な場面でした。
ヘッドハンティング!


⑥ 適度な人体破損描写

戦いの場で人体が破損しないなんてことはあり得ませんよ。ロケット砲で人体を粉砕したり、人が丸焦げになったり、手榴弾で爆殺したり、首チョンパ描写があったりと、適度なゴア描写が楽しめたのは実に良かったです。物語中盤の「乱暴を働いた兵士に対して老人が自分の片腕を切り落として抗議」というシーンも、よくわからないけど勢いがあって好きでした。


手斧で手首を切断して抗議! 根性、ありますな~。
抗議で手を切断!


⑦ 哀愁

敵をカラッと倒して「バカどもめ!」って感じの映画も好みですけど、やっぱり味方も死なないと盛り上がりませんよね。“現地女性と仲良くなった白人”が現地女性と一緒に死んでしまったりするところは嫌いじゃないです。あと、戦いの後に島民たちが死を悼む描写もちゃんとあって、適度なウェット感が漂って終わったのも良かったですね。


まぁ、そんなワケでそこそこは楽しめましたが、やっぱりB級映画ではあるので、イマイチなところもかなり多いです。ロケット砲を撃つ方は昼間だったのに、爆発シーンは朝方っぽかったりとか、「雑な仕事だなぁ」と。最後の戦闘シーンとか、味方と敵の位置関係が全然分からなくて、どこをどうすれば勝ち負けが決まるのかが曖昧だから、全然緊迫感がなかったです。ラスボスとのタイマンも大した工夫がない割には長くて、ちょっとゲンナリしました(石斧が折れるシーンは面白かったけど)。最後、ラングレンが女兵士に特殊部隊の記念コインみたいなのをあげるシーンは爽やかだったし、一応、何度も伏線も張ってありましたけど、「必要あるかなぁ」とも思ったり…(「戦いを辞めた」ってことなんでしょうけど)。

でも、男子が暇つぶしに観る分にはそこそこ楽しめる映画じゃないですかね。このころのラングレンは筋肉が少なめで、ちょっとビックリしましたが、それはそれでカッコ良かったです。わざわざ借りるほどではないと思うけど、テレビ東京で放送されていたら観ても良いんじゃないですかね。




ヒロインを演じたシャーロット・ルイスの出世作。あまり面白くなかったような…。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

  1. 2012/08/22(水) 21:30:35|
  2. 記事(2010)
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