三角絞めでもてなして

「三角絞めでつかまえて」(http://ameblo.jp/kamiyamaz/)の避難所的なブログです。

ヒステリア(ネタバレ)

ヒステリア

ヒステリア

原題:Hysteria
2011/イギリス、フランス、ドイツ 上映時間100分
監督:ターニャ・ウェクスラー
製作:サラ・カーティス、トレイシー・ベッカー
脚本スティーブン・ダイヤー、ジョナー・リサ・ダイヤー
撮影:ショーン・ボビット
美術:ソフィー・ベッヒャー
衣装:ニック・イード
編集:ジョン・グレゴリー
出演:マギー・ギレンホール、ヒュー・ダンシー、ジョナサン・プライス、フェリシティ・ジョーンズ、ルパート・エベレット、シェリダン・スミス
パンフレット:★(700円/「バイブレーターの歴史」とかは良いのに、「一般人のコメント」が超不要)
(あらすじ)
ヴィクトリア王朝が栄華を極める、1890年のロンドン。街では、感情が過敏になったり、不感症になったり、異常なまでに性欲が強まったりと、さまざまな症状を引き起こす女性特有の病気とされるヒステリーが広まっていた。そんな患者たちを救おうとする婦人科の権威であるダリンプル医師(ジョナサン・プライス)は、あるマッサージ療法を生み出す。そんな中、彼の診療所で多くの女性の治療に明け暮れる青年医師グランビル(ヒュー・ダンシー)が、あまりの激務から腕が動かなくなってしまった上に、診療所を解雇されてしまう。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※今回の記事は、アダルト要素が強く、下ネタが多く書かれており、普通の人は不快に感じる可能性が高いので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、「私は貝になりたい」のネタバレに若干触れているので、気をつけて!


残念ながらネットに落ちてないみたいなので、リンクは張れませんが、尊敬する映画評論家の町山智浩さんが“何かの番組”で紹介されているのを聴いて、面白そうだとは思ってたんですよ。ただ、4月は豊作というか、他に観たい映画も多かったので、スルーするつもりだったんですが…。ヒューマントラストシネマ渋谷の展示に惹きつけられたんです↓


大きいショーケースに陳列されているのは…?
この展示はー!?

なんと昔のバイブレーター!(バイオレイターじゃないヨ (o^-')b ネンノタメ!) こんな感じだったんですね〜。
昔のバイブレーター

最新バージョンもコラボ展示。今は「プレジャーグッズ」なんて呼んだりするのね。
今のバイブレーター

どうやらアメリカの“性の研究団体”が協力してくれたそうな。大したもんだ(偉そうに)。
性の研究団体が協力!

記事の切り抜きも力が入ってましたよ。
記事の切り抜き


「iroha」とコラボして、古今東西の“女性向け大人のオモチャ”を展示するーー。「やだ~、興味あるぅ~ 川´∀`)人(´∀`し キャッキャ!」と女性たちの好奇心を刺激しつつ、「こ、こんなのを使ってたのか… (゚д゚;) ゴクリ」と僕のような下世話な野郎どもの興味も引ける上に、どことなくアカデミックな匂いが漂っているという、非常に見事な宣伝だと感心して。「これは観なければ!(*゚∀゚)=3 ムッハ-」と心を入れ替えて、劇場に足を運んできました。「あら、愉快 (・∀・)」と思いましたよ。


この劇場に来ると、つい17アイスを食べてしまうのでした…。ちくしょう、美味い!
17アイス(カスタードプリン)


物語を身も蓋もなく書いておくと、舞台は19世紀のイギリス。「医は仁術!ヽ(`Д´)ノ」と理想に燃えつつも旧態依然とした院長&世間などのせいで、どうにもくすぶっている医師グランビルが主人公でして。病院をクビになってしまい、やっと見つけた新しい就職先は、女性特有の病気“ヒステリー”を治療するダリンプル医師の診療所。そこで繰り広げられているのが、なんと「患者の性器をマッサージする→オーガズム超時空世紀のことじゃないヨ (o^-')b ネンノタメ!)に導く」ことで欲求不満を解消させるという性風俗ライクな治療だからビックリですよ。


主人公のモーティマー・グランビル。その名から宇宙鉄人を連想してしまう特撮ファンは多そうですな。
グランビル(ヒュー・ダンシー)

ダリンプルの診療所で働くことになるんですが、そこでの治療というのは…。
ダリンプル(ジョナサン・プライス)

女性器をマッサージするというもの! ああん、僕も働いてみたい!ヽ(´Д`;)ノ ハァハァ
アソコをマッサージ


グランビルはスポンジが水を吸い込むようにその性技をマスターすると、診療所は大評判になりまして。ダリンブルに気に入られて、「次女エミリー(フェリシティ・ジョーンズ)と結婚して、診療所の跡を継げる」という“成功ロード”まで見えてくる感じ。「こりゃ、医は算術ですな (;`∀´) シカタナシ」と理想を妥協したいところなんですが…。ダリンブルの長女シャーロット(マギー・ギレンホール)がちょっと気になったりするんです。


父親に言われるがままにグランビルと婚約する貞淑なエミリー。
エミリー(フェリシティ・ジョーンズ)

でも、グランビルは活発なシャーロットに惹かれてしまう…ってのは、ベタな展開ですな (´∀`) スキダケド
シャーロット(マギー・ギレンホール


シャーロットは、1800年代という“女性の権利がほぼゼロな時代”に、女性の自立を訴えまくっている超革新的な女性。借金まみれながらも、低所得者のためのシェルターを運営したりしてて、そんな彼女の姿を見てると、グランビルは「こんなことしてて良いのかなぁ… (´・ω・`)」と葛藤したりするワケです。そんな折、グランビルとエミリーの婚約パーティで、シャーロットは警官を殴打してしまい、逮捕→裁判にかけられることに。

グランビルは証人として、シャーロットがヒステリーであることを証言するように求められるんですが…(ちなみに彼女がヒステリー認定されると、手術で子宮を切除されてしまう! Σ(゚д゚;) ヒドイ!)。そこでグランビルの良心がSPARK!ヽ(`Д´)ノ 「女性が短気になったり憂鬱になったりするのは、この男尊女卑まみれの社会が抑圧してるからであって、ヒステリーなんて病気は存在しないし、そもそもシャーロットは自分の身を粉にして貧しい人を救ってたりしてスゲー良い人なんだから、横暴で話を聞かないクソ警官を一発殴ったぐらいでグダグダすんな、バカ!( ゚д゚)、ペッ」とプログレッシブな説教をかますと(誇張アリ)、傍聴席&裁判官は「女性の権利って大事でした (ノ∀`) テヘ」と2秒で改心しましてね(誇張アリ)。シャーロットは短期間だけ服役することになり、出所したら、刑務所の外でグランビルが待ち受けててプロポーズ。「“家庭用バイブ”の特許で儲けたお金を使って、貧しい人たちのための施設をパワーアップさせようねー (´・ω・)(・ω・しネー」って感じになって、女王陛下までバイブを取り寄せて終了。エンドクレジットではさまざまなバイブの画像が流れてましたよ。


最後はバイブが王室に! 日本じゃ絶対アウトなオチでしょうな。
バイブが王室に!


非常に面白かったです。この手のロマンチックコメディで重要なのは“主要人物の掛け合い”だと思うんですが、主演のヒュー・ダンシーとマギー・ギレンホールの2人は実に良かったですな〜。その他の登場人物たちも良い雰囲気でしたよ。映画のテンポも悪くなかったし、女性監督だからなのか、「性器をマッサージする」という性的要素がありつつも、決して下品にはなってないバランスも素晴らしい。ターニャ・ウェクスラー監督はこれが長編デビュー作だそうですけど、なかなか上手いと思ったり。


ちなみにシェリダン・スミス演じる元娼婦のメイド・モリーは、雑な性格だけど可愛くて好きでした。
モリー(シェリダン・スミス)


ただ、惜しいなぁと思ったのが、バイブの扱い。この映画、「初めてのバイブ開発秘話!(*ノ▽ノ) キャッ」みたいな宣伝をされていたじゃないですか。で、確かに出てくるし、最終的にはその特許のお金で救われたりもするんですが…。僕が雑に書いたあらすじにほぼ出てこなかったように、本筋の“添え物”っぽいんですよね。

「途中で腱鞘炎になる→ダリンブルに見捨てられる→友人のエドモント(ルパート・エベレット)とバイブを開発する→治療時間が短縮され、ダリンブルに見直される!」というくだりは、一応は楽しかったけど、劇中ではずっと「バイブ=女性の社会問題を一時の快楽でごまかす道具」として扱っていたから、「ちゃんと物事の本質に向き合おうぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ」的なテーマと上手くリンクしてない気がするんですよ。最後の「“家庭用バイブ”が普及する」というオチは「ごまかす道具から、女性が自立する道具になった」ということなのかもしれませんが、なんかしっくり来ないというか、少しだけ飲み込みづらかったです。


バイブを開発したり、実戦投入したりするシーンは面白かったんですけどね。
バイブレーターを実戦投入


あと、恐ろしくガッカリしたのが、パンフレット。監督へのインタビューやコラム、「バイブレーターの歴史」などの記事は面白かったのに(「日立は海外でバイブメーカーとしても有名」ってのは知らなかった!)、「一般人のコメント」が載ってるのが、ごめんなさい、かなり不快。「芸能人の推薦コメント」ですら不要に感じるのに、誰ともわからない人の絶賛コメントとか、ページの無駄としか思えない。いや、公式HPとかだったら全然良いけどさ、映画鑑賞の記念や補完として購入するパンフレットには載せないでほしいですな。


「一般人のコメント」に貴重なページを割くなんて、頭がクラクラしてきます…。
残念なパンフレット


その他、かなり関係のない話になりますけど、非常に考えさせられたのが、バイブについて。こんなこと、現実世界では誰とも話せませんから、恥ずかしながらここに書いておきますが、僕は40歳にして、まだセックスの時にバイブを使ったことがない。40歳にもなるのにバイブを使ったことがないんです…。若いころはボンヤリと「僕も大人になったら、いつか使用するのだろうよ (´∀`) タノシミー」なんて夢想してましたけど、現時点で使用経験がないということは、一生使うことがないのかもしれない。そして結局、そのまま死んじゃうのかも知れない。


なんとなく刃牙の画像を貼っておきますね(「グラップラー刃牙完全版」第15巻より)。
死んじゃうのかも知れない


今から奧さんにお願いするのなんて気まずいにも程があるし、そもそも2年半セックスレスということで、このサイトの峰なゆか先生のコメントなどを読む限りは、奧さんとのセックスが再開する可能性すら低いムード。となると、“バイブすら使ったことがない平凡な人生”のまま、生涯を終えるワケですよ。人類を「バイブを使ったことがある人」「ない人」で分けると、僕は「ない人」の方。「ない人」の方なんです…。何だかね、「私は貝になりたい」の主人公のように「つまらねぇ人生だったなぁ… ('A`)」って思ったりもしてーー。って、ダラダラと書いているうちに心底どうでも良くなってきたでガース!(゚∀゚し ナンダコレ 何はともあれ、自慰ほど“1人で楽しめるエキサイティングな娯楽”はないし、男だってTENGAとか愛用する人は多いワケですから、女性もバイブとか気軽に使えば良いんじゃないですかねー(無責任な文章)。


それとなくどうでも良い動画を貼っておきますね↓




って、映画とは180度違う下品な感想文になっちゃって実に申し訳ないんですが(苦笑)、なかなか愉快で素敵な映画でした。ロマンチックコメディが好きな人なら、スムースに楽しめると思います。いや、もしかすると、この映画を観ることで心のハードルが下がって、“闘技場での武器の使用”が認められるようになるかもしれないので(別に上手くない例え)、ちくしょう、カップルで観に行くのもオススメかもネ ( ̄ー ̄) ニヤッ




女性が自立する映画…って、このくらいしか思いつきませぬ。



映画とはまったく関係のないデフ・レパードのアルバムを貼っておきますね。



すみません、こんなのも貼ってみました。



なんかマウスっぽいですよね (´∀`) キョウミアルー





テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2013/05/15(水) 18:05:00|
  2. 記事(2013)
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