三角絞めでもてなして

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ふがいない僕は空を見た(ネタバレ)

ふがいない僕は空を見た※シネマハスラーへのリンクなどを追加しました(2013/1/21)

ふがいない僕は空を見た

2012/日本 上映時間142分
監督:タナダユキ
プロデューサー:佐藤現、木村俊樹
原作:窪美澄
脚本:向井康介
撮影:大塚亮
美術:松塚隆史
録音:土屋和之
音楽:かみむら周平
出演:永山絢斗、田畑智子、原田美枝子、窪田正孝、三浦貴大、小篠恵奈、田中美晴、銀粉蝶、梶原阿貴、吉田羊、藤原よしこ、山中崇、山本浩司
(あらすじ)
助産院を営む母に女手ひとつで育てられた高校生の卓巳(永山絢斗)は、友人に連れられて行ったイベントで、アニメ好きの主婦・里美(田畑智子)と出会う。それ以来、卓巳と里美はアニメのコスプレをして情事を重ねるように。そんなある日、同級生の七菜(田中美晴)から告白された卓巳は、里美と別れることを決心するが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




93点


※今回の記事は、「余計な妄想が長い」「下品な下ネタが多い」「知った風な口を叩いてる」と、高確率で不快になる怖れがあるので、「ふがいない僕は空を見た」についてのしっかりした感想が読みたい方は、他のブログに行った方が良いです。

今年、「テイク・ディス・ワルツ」を観たら、スゲー考えが甘い&面倒臭い性格の文系主婦の話だったんですけど、思いっきり感情移入しちゃいましてね (ノ∀`) テヘ なんかね、いい旅主婦気分というか(なんだそれ)、日曜の午後、台所で洗い物をしてたりすると、ふと、脳内に「ラジオスターの悲劇」が流れてきたりしてさ、気が付けば奧さんがボーッとしてる僕を見て「どうしたの? 川・ω・)」「ううん、なんでもない (;`∀´)」なんて会話をする感じ。夕方、娘のマナ子とお風呂に入って、先に体を洗い終えたマナ子を奧さんに渡して、1人シャワーを浴びてると、鏡にだらしない己のメタボ腹が映って、「奧さんの妊娠が発覚した時から、ずっとセックスレスだけど、もう僕には男としての魅力がないのかしら… (´・ω・`)」「通りを歩いていると、ふいに泣きたくなるの… (´・ω・`)」「どうしてかけがえのないものが、色褪せて見えるの…? (´・ω・`)」って。今の生活はとても幸せなハズなのに、この胸のすき間はどうしてなの? って、思っていた時! マンションの隣の部屋にコスプレをした田畑智子さんが引っ越してきてーー!? ∑(゚Д゚) ナンデスト!


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄O  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
              , ─ヽ
________     /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\)< というお話だったのサ
|_|__|__|__  /ノへゝ/'''  )ヽ \_________
||__|       | | \´-`)/丿/
|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\  / ::::::::::::ゝ/||
────────(~~ヽ::::::::::::|/        = 完 =


ううむ、初っ端から愚かな文章を書いて多くの人を振り落としてしまった気がしますが(気が利いたつもりのリンク)、こういう「いい旅主婦気分」を脳内ロールプレイングするのが超楽しい!ヽ(`Д´)ノ マジで「テイク・ディス・ワルツ」は観て大正解だったというか、DVDを買おうかどうか懐事情と相談してるところだったりするんですヨ (´∀`) ウフフ


一応、予告編を貼っておきますが、この主人公の女、超面倒くさいので気をつけて!ヽ(`Д´)ノ




って、全然関係のない話をダラダラ書いてますが、今回の「ふがいない僕は空を見た」も、そんな“主婦心が揺らぐ感じの映画”かと思って。予告編は観てなかったんですけど、「イケメン高校生とコスプレセックスをする痛い主婦」なんて設定を読むだけでドキドキしちゃう (´Д`;) ハァハァ ネタバレはなるべく知りたくない派なので、薄目でスターリングエレファントさんのタイムラインをチェックしてみたら、結構褒めてるみたいだし、「よーし、お父さん、観て来ちゃうぞ!」とテアトル新宿に行って来ました。予想外にグッときましたYO!ヽ(`Д´)ノ



テアトル新宿は入口に記事の切り抜きがあったりしますよね。
劇場入口の記事の切り抜き

中に入ると、サイン入りポスターと衣裳が!
劇場内の展示

この衣裳を田畑智子さんが着たというのか…。盗まなかった自分を褒めてあげたいです(ダメな文章)。
田畑智子さんが着た衣装

中にも記事の切り抜きが。見終わった後に読んだら、なかなかタメになりました。
中にも記事の切り抜きが

テアトル系列でお馴染みのコラボドリンクはアプリコットティー。普段は見向きもしない僕ですが…。
アプリコットティー

今回は田畑智子さんの気持ちに寄り添うため、あえておさつスティックと一緒に購入。甘くて美味い!(・∀・) ヒネリナシ
おさつスティックも


いや、良い意味で裏切られたというか、「コスプレ主婦とイケメン高校生の甘酸っぱい筆下ろし&自分探しストーリー 川 ´∀`)人(´∀` ) セックスサイコー!」かと思いきや、なかなか容赦ない“性”と“生”の話が繰り広げられるんだからビックリですよ。基本的に卓巳と里美と良太(窪田正孝)の3人のドラマが絡み合いながら描かれるんですが、「旦那と姑に浮気がバレてた…('A`し」とか「コスプレセックス動画を住所氏名付きでネットに流された…('A`)」とか「ネグレクト状態の母親が勝手に通帳を持って行った…('A`)」とか「ボケた婆ちゃんが近所に迷惑をかけまくってた…('A`)」とか「勉強を教えてくれたりしたバイト先の先輩が変態だった…('A`)」とか、とにかく「こうならないと良いなぁ…('A`)」と思ったことが起こっちゃう感じ。彼らが生きる世界は全然優しくなくて、観ている間は、結構苦い気持ちになるんですよ。


卓巳はコスプレセックス動画が流出して引きこもりになり…。
卓巳

里美は「子を産めプレッシャー」からの浮気がバレて土下座するも離婚してもらえず…。
里美

良太はシンプルに貧乏で超苦しんでました。
良太

ちなみに卓巳のお母さん(原田美枝子)も「玄牝(げんぴん)」ライクな問題を抱えて、大変でしたな〜。
お母さん(原田美枝子)

そんな中、みっちゃん先生(梶原阿貴)は一服の清涼剤。恥ずかしい恋愛をしたことない奴なんて、いねぇYO!ヽ(`Д´)ノ
みっちゃん先生(梶原阿貴)


ただ、この映画には「それでも生きろ!ヽ(`Д´)ノ」という強いメッセージがあって。みんな、心を折られながらも、それでも生きるんです。良太はせめて大卒という学歴を装備すべく勉強をするようになり、里美はマザコン夫の盗撮を知りつつも気にせず卓巳とセックスすることで、夫と別れて1人旅立ち(腹いせに動画を流出された卓巳には超迷惑な行為)、卓巳は一時引きこもったものの何とか立ち直るというね…。


最後は旦那とアメリカに行くんじゃなく、別れて旅立った…ってことですよね、たぶん。
旅立つ里美


今まで深く考えたことはなかったんですけど、ネットによくいる“エロ動画が流出した人たち”にもちゃんと人生があって。つい「おやおや、人生終了ですな〜 (`∀´) メシウマ」なんて思いがちですが、よくよく考えれば、“その程度のこと”でもあってさ。頑張って立ち直って生きればいいし、故意に流出させた奴は全身の肉をドネルケバブのように少しずつ切り取られながら死ねばいいワケで。僕も「ああん、蜜の味!ヘ(゚∀゚*)ノ オイシー」とその手の“他人の不幸”を喜びがちな狭量な人間でしたけど、「そういうのって、良くなかったね… (´・ω・)(・ω・`)ネー 」と反省いたしました。


人の失敗を嘲笑する奴ら…って、僕もこの中の1人だったのかもしれませぬ。
下世話な奴ら


最後、家の仕事=助産院を手伝って、生まれたばかりの赤子のチンチンを見た卓巳が優しく言う「お前、厄介なものをくっつけてきたね (´∀`)」という台詞も感動的というか(そしてエンドロールに突入する)。男性なら多くの人が頷けるのではないでしょうか。僕も未だに“彼”の気まぐれに振り回されることがあるのでね(苦笑)、己の中の暴れ馬を暴走させないよう、これからも気をつけたいと思ったり(なにこの文章)。


そんなに惑わされるのなら、牛股師範のように自ら去勢するのもアリなのかもしれませんな…。
素手で去勢!


僕的に好きだったのは良太のエピソードで、卓巳と里美のコスプレセックス話の後に、いきなり良太のハードな貧乏生活描写が来ると、前の2人の悩みがバカに見えるのは素晴らしい構成だと思いました。基本的には「みんな、大変だよね」って話ではありますけど、「食べる物がない」とか根本的な厳しさには勝てませんわな。考えなしの“性”のせいで、ハードな“生”に耐えなくてはならないってのは本当にヘビーで、昔、警察時代に某市営団地の担当をしたことを思い出したりもしましたよ…。

スゲー切なかったのが、決して良くないことであり、無邪気な悪意からのクソみたいな行動なんだけど、良太が同じ団地に住むあくつ(小篠恵奈)と“コスプレセックスをプリントアウトした紙”を楽しげにバラ撒く場面。とりあえずあの瞬間だけは日々の辛さを忘れてたというか、あの2人にはあんな娯楽しかないワケでさ。大量の紙を放り出してはしゃぐ姿は、なんか美しく見えて、胸を掴まれちゃいました。

あと、さっきサラッと書きましたけど、バイトの先輩の田岡(三浦貴大)が良太のテストの答案用紙を見て、「お前、これからどうすんの?」って絡み出して、「じゃあ、勉強しよっか ( ̄ー ̄) ニヤッ」って言った時はね、「良太、良かったなぁ… (ノДT)」「僕もあんな先生に教わってさえいたら…(ノДT)」とスゲー泣いたんですよ。だから、田岡が男児にイタズラしてタイーホされた時は超ショックだったし、超意地悪な話だと思ったり(物語的には仕方ないんですがー)。


なんとなく僕が好きな吉田戦車先生の「伝染(うつ)るんです。」のひとコマを貼っておきますね。
こんな先生がいたら


で、最後に書いておきますけど、田畑智子さんのヌード&セックス演技は素晴らしかったです。ハッキリ言って、いくらでも乳首を隠すことは可能というか、授乳シーンですら乳首を見せないなんてことがまかり通っている中、田畑智子さんの姿勢は100点!ヽ(`Д´)ノ 架空アニメ「魔法少女マジカル☆リリカ」のコスプレ姿も実に素敵でしたし、ちょっとね、買うのを躊躇していた「月刊 NEO 田畑智子」、本格的に購入を検討し始めております。


キノコ狩りに行くだけで喜んでた子が、いつの間にか立派になって… (ノω・、) シンミリ




ちなみに映画を見終わった後、いそいそと原作小説を読んでみたら、これはこれで非常に面白くて(あの告白した女の子が、あの動画を見ても卓巳を好きなままだったのはビックリ)。で、向井康介さんによる脚本化がかなり上手くいってると思ったというか、最後の最後に卓巳のチンチンシーンを持ってきてオチにしたのは素晴らしいと感心しました。映画の補完にもなるので、興味がある人にはオススメしたいところです。

ってことで、「いい旅主婦気分」は味わえませんでしたけど、素晴らしい映画だと思いました。今の時代、ちょっと失敗すると「人生、アウト!(°∀°)b 」なムードが漂いまくりですが、それでも生きる姿勢が大事なんだなぁと。「桐島、部活やめるってよ」でも、「それでも俺たちはこの世界で生きていかなければならないのだから」と言ってたのを思い出しました。恥ずかしながら、僕はタナダユキ監督の映画は1本も観てなくて、むしろ「怪奇!!幽霊スナック殴り込み!」の主演女優さんという認識だったんですが、作品をチェックしてみたくなりましたよ。とりあえずテアトル系列はサービスデーも充実してるし、気になる人は観に行っても良いんじゃないですかね〜 ヘ(゚∀゚*)ノ オシマイ!

宇多丸師匠の興味深い批評がアップされてるので、要チェックですゾ。




窪美澄先生による原作本。こっちの方が世界観が優しい感じ。非常に面白かったです。



タナダユキ監督作。未見ですけど、観ておこうかしらん。



杉作J太郎監督作。クライマックスの超能力対決シーンが好き。



サラ・ポーリー監督×ミシェル・ウィリアムズ主演作。僕の感想はこんな感じ



田畑智子さんのヌード写真集。ほしいんですけど、撮り方が実用的じゃなさそうなんだよなぁ(ゲスな文章)。

テーマ:見た映画の感想 - ジャンル:映画

  1. 2012/12/06(木) 12:05:00|
  2. 記事(2012)
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  1. 2014/01/13(月) 10:27:08 |
  2. neko to kone kone