三角絞めでもてなして

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マニアック(2012年版)(ネタバレ)

マニアック(2012年版)

マニアック(2012年版)

原題:MANIAC
2012/フランス、アメリカ 上映時間89分
監督:フランク・カルフン
製作・脚本:アレクサンドル・アジャ
製作:トマ・ラングマン、ウィリアム・ラスティグ
脚本:グレゴリー・ルヴァスール
オリジナル脚本:ジョー・スピネル
製作総指揮:アリックス・テイラー、パヴリナ・ハトウピス、アントワーヌ・ドゥ・カゾット、ダニエル・ドゥリューム、アンドリュー・W・ガローニ
共同製作:エマニュエル・モンタマ
原作:ウィリアム・ラスティグ
撮影:マキシム・アレクサンドル
編集:バクスター
音楽:ロブ
衣装デザイン:マイリー・チショム
プロダクションデザイナー:ステファニア・セラ
視覚効果スーパーバイザー:ジェイミソン・ゴーイ
出演:イライジャ・ウッド、ノラ・アルネゼデール、ジュヌヴィエーヴ・アレクサンドラ、ジャン・ブロバーグ・フェルト、ミーガン・ダフィ、リアーヌ・バラバン、アメリカ・オリーヴォ、サミ・ロティビ、ジョシュア・デ・ラ・ガルザ
パンフレット:★★★(600円/コラムが3本入ってて良かったです)
(あらすじ)
真夜中の町で女性のみがターゲットにされた猟奇殺人が次々と発生し、犠牲者は全員、毛髪ごと頭皮をはがされていた。マネキンの修復師フランク(イライジャ・ウッド)は生身の女性を愛することができない上に、誰にも言えない恐ろしい秘密を抱えていた。そんなある日、彼は仕事の芸術性をわかってくれる美しい女性カメラマンのアンナ(ノラ・アルネゼデール)と出会い、彼女こそ運命の女性と信じ込んでいたが、アンナは友人以上の感情を持っておらず……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




50点


※今回の記事は、グロい画像&動画が貼ってあるので、そういうのが苦手な人は気をつけて!

基本的に火曜日は映画の感想文を更新しない方針なんですが、量が溜まってしまっているので、急遽アップしておきますね。恥ずかしながら1980年のオリジナル版は観たことがなかったんですけど、「シン・シティ」での“人食い殺人鬼”ケビン役が大好きだった僕的には、「あのイライジャ・ウッドがまた殺人鬼を演じる!」と聞いて、興味がモリモリ湧きまして。さらに、チラシ予告編で見られる「指輪なんか、もう捨てた。」というキャッチコピーも、よくよく考えれば「確かに『王の帰還』で捨ててましたね ( ´_ゝ`) シッテマス」というだけの話なんですが、なんとなくカッコイイし、かなり楽しみにしてたんですよ〜。で、先日、やっとシネマサンシャイン池袋で観て来ましてね、最高でしたよ…ボカシがなければ (´・ω・`) ガッカリ


一応、オリジナル版の予告編も貼っておきますね↓




なんとなく「シン・シティ」のケビンが活躍するシーンも貼っておきますね↓




まず、書いておきたいのが、この映画の最もユニークな点であり、人によってかなり好き嫌いが分かれるところなんですが、なんと一部を除いたほとんどの場面が“殺人鬼の主観視点=POVショット”で構成されてるんですよ。で、僕的にはこれが超ドンピシャでして、スゲー楽しかったです。


例えば、主人公の殺人鬼フランクが襲った女性にナイフを突き刺すシーンはこんな感じなのです。
これがPOVショットだッ!


お話も結構好きでした (´∀`) ウフフ 時系列を無視してあらすじを書くと、フランクは、女性の頭皮を剥いでマネキンに被せてハァハァするのが大好きなシリアル・キラー。「母親(アメリカ・オリーヴォ)が目の前でいろんな男とセックスしまくる」という虐待を受けて育ったため、性的に不能になってしまったようで(マネキン化してツルリとした下半身を見せるイメージ場面アリ)。そのフラストレーションの解消っぽい感じで、日夜せっせと女性を殺しちゃうワケですよ(すでに母親も殺害済み)。パンフに載ってた柳下毅一郎さんのコラムによると、「サイコ」から始まるエド・ゲインベースの殺人鬼っぽいですな。


大量殺人鬼フランク。女性が迫ってくると、殺意で応えちゃう面倒くさいマザコン野郎なのです。
連続殺人鬼フランク


そんなある日、カメラマンのアンナと偶然出会って、食べて、祈って、恋をして(驚くほど不要なリンク)。相手もそれなりの好意を持ってくれたので、上手く行くかな〜と思いきや、不用意な一言から殺人鬼なのがバレてドン引きされちゃうというね…。ちなみに、アンナがフランクに好感を抱いた理由が「彼がゲイっぽいから」というのは非常に面白いというか(明言はされませんが)、こういう話ってスゲーよく聞くじゃないですか(「キック・アス」とか)。そう考えると、僕もそこそこのガタイ&坊主頭→「G-men」的な意味でゲイっぽい見た目なので、もっと女性にチヤホヤされても良い気がするのですが、どうなんでしょうか(いろいろな方面に失礼な文章)。


マネキンを撮るのがライフワークの女性カメラマン・アンナ。正直、好みのタイプです (`・ω・´) キリッ
女性カメラマン・アンナ

会う度に2人の距離は近づくワケですが、実はアンナには彼氏がいたりしてね。だったらフランクと「カリガリ博士」とか観に行ってんじゃねーよ!ヽ(`Д´)ノ ビッチ!
距離が近づく2人


で、あーだこーだと揉めた挙げ句、フランクはアンナに重傷を負わされつつも、彼女の頭皮を剥ぐことに成功しまして。ウェディングドレスを着せたマネキンに被せて結婚気分を味わったものの、罪悪感からなのか、それとも心霊現象なのかはわかりませんが、「今まで殺した女性たちに八つ裂きにされる→自分もマネキンだった!Σ(゚д゚;)」という幻影を見ながら死亡。フランクの自宅に突入した警察が彼の死体を発見して、映画は終わってました。


何とかアンナの頭皮をゲットしたフランクでしたが、腹部に重傷を負ってしまい…。
結局、頭皮を剥ぎました

殺した女性たちに八つ裂きにされる幻影を見ながら、死んでしまうのでした (・∀・) メデタシメデタシ
八つ裂きにされました


まぁ、オリジナル版のオマージュ要素があるせいなんでしょうけど、今どき携帯電話で助けを求めないのはどうかと思ったし、POVショットを中心にした故の不自然さも気になったりはしましたが…。女性のアキレス腱を切断したりとか、助けに来た隣人マーティン(ジョシュア・デ・ラ・ガルザ)が「シグルイ」牛股師範のような目に遭ったりとか、気が利いたゴア描写もあったし、アンナが車から飛び出す場面とか良かったし、オッパイも結構出てきたし、ゴブリンテイストのエレクトリックな音楽も良かったしね。基本的にはフランク・カルフン監督&製作のアレクサンドル・アジャの手腕に唸らされまくったというか、大好きな作品ではあるんです。


刃物で口をパックリやられるマーティンを見て、「シグルイ」の牛股師範を思い出したのは、僕だけじゃないハズ!
マーティンと牛股師範


この音楽も80年代っぽくて良かったです〜。若干、「ドライヴ」を連想しましたよ。




だからこそ、頭皮を剥ぐゴアシーンなどにボカシが掛けられてたのは、心底ガッカリでしたよ… ('A`) いや、ツイッターのタイムラインで、チラチラと不満を訴える文章を目にしてはいたので、多少の覚悟はしてたんです。ただ、実際に観てみると「製作者の意図した演出ですよ (o^-')b」的な雰囲気でほんのりと自然にボカされてるからさ、それはそれで結構悪質というか(ホラーSHOX [呪]さんに超同意)。とは言え、ナマニクさんのブログによると(この人、スゲー偉い!)、配給会社にも言い分はあるみたいだし、仕方ないんでしょうけど…。


序盤、頭皮をガッツリやるシーン。このくらい、ハッキリ映したっていいじゃない…。
頭皮をガッツリ1

この場面もボンヤリしてましたな…。つくづく残念。
頭皮をガッツリ2

全然関係ないんですが、なんとなく近所の床屋に貼ってあったこのポスターを思い出しました。「惚れなおしちゃうね!」の台詞が秀逸。
白髪ボカシ


ということで、何が何やらな文章を書いちゃいましたが、僕的にはボカシさえなければ今年一番のホラー映画でしたよ…。気にならない人もいるとは思うけど、正直、あまりオススメはできないかなぁ。いつか発売されるであろうブルーレイにはボカシが入っていないことを切に祈っております (ノω・、) オネガイ




伝説のオリジナル版。観てみたいものです。



フランク・カルフン監督作。こちらの製作もアレクサンドル・アジャでございます。



アナログ版しか見つからなかったんですが、サントラを貼っておきますね、



イライジャ・ウッドの殺人鬼役繋がりで。結構好きです。



劇中でフランクとアンナが観ていた作品。今観ても面白いのかしらん。



マネキン繋がりで…って、安易でしたな (ノ∀`) シッケイ だって、主題歌が好きなんですよぉ〜(馴れ馴れしく)。



同じタイトル繋がりで貼ってみたマイケル・ビーン主演作。まぁ、原題は「THE VICTIM」なんですけどね。



マニアック繋がりで…って、監督は1980年版「マニアック」と同じウィリアム・ラスティグなのです。「3」まであるヨ。



オリジナル版のサントラも貼っておきますね。


テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2013/06/18(火) 23:55:00|
  2. 記事(2013)
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