三角絞めでもてなして

「三角絞めでつかまえて」(http://ameblo.jp/kamiyamaz/)の避難所的なブログです。

her/世界でひとつの彼女(ネタバレ)

※今回の記事は、非常に心が狭い文章や18禁要素が強い下ネタが多く書かれており、たぶんこのブログ史上、最も下劣な内容になっているので、基本的には読まない方が良いです。
※今回の記事は、スパイク・ジョーンズ監督や「her/世界でひとつの彼女」が好きな人は確実に不快になると思うので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、「トランセンデンス」のネタバレにも触れるので、知りたくない人は読まない方が良いです。
※この映画についてのちゃんとした感想が読みたい方は、カゲヒナタさんのブログとか読むと良いんじゃないかな。







<長めの前置き>

まったく観る気が起きなかったーー ('A`) 観たい映画の覚え書きでは「○」を付けてみたものの、それは尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介が面白かったからでさ。よくよく考えれば、非常にどうでも良いというか。いや、僕が大好きなエイミー・アダムスやルーニー・マーラちゃんが出ているのは気になりますが、お話的に「だから何よ? (・ε・)」って思っちゃうのです。

結局、また「“都合の良い彼女”問題」になるんでしょ? 「映画秘宝 2014年 08月号」では、岡本敦史さんが「ラースと、その彼女」とか「ルビー・スパークス」などを引き合いに出してましたが、今はとにかく“ウジウジしたムードの作品”を観たい気分じゃなくて。特に「トランセンデンス」を観に行った時、今まであえて遠ざけていた「エクスペンダブルズ3」の特報を目の当たりにしてしまってからは、“この手の映画”への興味が一気に減少。マッスル&フィットネスの最新号に刺激を受けたこともあり、十分な睡眠時間がとれなくても、できるだけ深夜にジョギング&自重を使った筋トレを実施して、現在、テストステロンがムンムン状態なのに、「人工知能に恋する男の話」ですって?(゚Д゚) ハァ? 申し訳ないけど、そんなものに時間を奪われるぐらいだったら、「少年がタフな人工知能と友情を育む話」を観ますって話。


「エクスペンダブルズ3」の特報を貼っておきますね↓ 面倒くさいことを書くと、コメディではないと思うのです… (´・ω・`)




ハッキリ言って、「世界でひとつの彼女」という微妙に槙原敬之さんの曲を意識したような邦題も「生温いオンリーワンなど興味はない! オレが欲しいのはナンバーワンだ!ヽ(`Д´)ノ」派の僕としてはピンと来ないし、同じ「her」なら、僕は「検事Mr.ハー 俺が法律だ」を観るね「ベン・ハー」でも可)。「かいじゅうたちのいるところ」は好きだけどさ、スパイク・ジョーンズ監督自体、“オサレモテ文系野郎”的なパブリックイメージが鼻につくし、スパイク・リーやダンカン・ジョーンズが混ざって、気が付くとマイケル・クラーク・ダンカンを連想する名前も好きになれない…って、あまりにも心の狭い敵意まみれの文章を撒き散らしちゃいましたが、そんなワケで観る予定はなかったんです。


ジャッキー・チュンが歌う熱い主題歌を貼っておきますね↓ 判決、必要なし!m9`Д´) ビシッ




ところが、今週のムービーウォッチメンの監視対象になっちゃって…。先週の候補作の中では一番当たってほしくなかっただけに、超ガッカリしたものの、同コーナーが「課題作品を観ていた方が楽しめる」のは確かなので、先日、ちょうど銀座方面で打ち合わせがあったのを利用して、ヒューマントラストシネマ有楽町に足を運んで来ました。


劇場入口にはポスターがあったんですが…。
ポスター

なんとスパイク・ジョーンズ監督のサイン入りなのです。
スパイク・ジョーンズ監督のサインが!

サマンサソーダなんてドリンクも販売中。
サマンサソーダ

パネルも展示されてまして。
パネル展示

鈴木敏夫さんの相田みつをライクな文章があったりしましたよ。
鈴木敏夫さんの文章








her/世界でひとつの彼女

her/世界でひとつの彼女

原題:Her
2013/アメリカ 上映時間126分
監督・製作・脚本:スパイク・ジョーンズ
製作:ミーガン・エリソン、ビンセント・ランディ
製作総指揮:ダニエル・ルピ、ナタリー・ファーレイ、チェルシー・バーナード
撮影:ホイテ・バン・ホイテマ
美術:K・K・バレット
衣装:ケイシー・ストーム
編集:エリック・ザンブランネン、ジェフ・ブキャナン
音楽:アーケイド・ファイア、オーウェン・パレット
出演:ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリビア・ワイルド、スカーレット・ヨハンソン、クリス・プラット、マット・レッシャー
パンフレット:★★★★(720円/意外と読み物が多くて、充実してて好き)
(あらすじ)
近未来のロサンゼルスを舞台に、携帯電話の音声アシスタントに恋心を抱いた男を描いたラブストーリー。他人の代わりに思いを伝える手紙を書く代筆ライターのセオドア(ホアキン・フェニックス)は、長年連れ添った妻(ルーニー・マーラ)と別れ、傷心の日々を送っていた。そんな時、コンピューターや携帯電話から発せられる人工知能OS「サマンサ」(スカーレット・ヨハンソン)の個性的で魅力的な声にひかれ、次第に“彼女”と過ごす時間に幸せを感じるようになる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


意外と好きでした (〃∇〃) ウフフ この映画に関しては、「映画秘宝 2014年 08月号」柳下毅一郎さんの批評と、岡本敦史さんの記事を読めば十分なんですが、一応、僕なりにつまらない感想を残しておきますね。


公式動画の「The Moon Song」を貼っておきますね↓ 




適当にウソを交えながら話を書いておくと、主人公セオドアは新型の人工知能OS「サマンサ」と話すうちに恋仲になって。「所詮はプログラムなんじゃないか? (`Δ´;)」とか「言葉での疑似セックスをしてみたら意外と良かったものの、やっぱり本当のセックスができないのはどうなのよ? (・ε・)」とか「『それでも好きだ!』って開き直ったら、元奧さんに『オマエ、バカじゃね? 川 ゚д゚)』と言われた… ('A`)」とか、いろいろな悩みにぶつかりながらも乗り越えて。「僕はサマンサが大好きさ!ヘ(゚∀゚*)ノ」と、やっと“真の愛”に到達したかと思いきや!

実はサマンサは人工知能としてドンドン成長してしまい、セオドアと同時に他の何千人ともコミュニケーションを取るようになったりして。結局、「アタシ、OSとして進化しちゃったので、他のみんなと一緒に去りますね!川・∀・) アディオス!」って感じでいなくなってしまったものの、セオドアは「人間とか機械とか関係なく、恋とはこういうものかもしれぬ (´・ω・`)」と、元奧さんとのことを考えて、今までの“ちゃんと想いを伝えなかった自分”を反省して、真心を込めたメールを送りまして。同じく離婚&自分のOSに立ち去られた親友エイミー(エイミー・アダムス)と一緒に屋上に上がって、「寄り添う人がいてくれるだけ、幸せなのカモ (。・ω・)(・ω・。し ネー」って雰囲気で、エンドクレジットに突入してました。


というワケで、Arcade Fireの「Supersymmetry」を貼っておきますね↓




好きな部分から書くと、SF風味の“現代の寓話”としてはなかなか良かったなぁと。昔から“自分の所有物”や“フィクションの登場人物”に対して、過剰な思い入れを抱きがちだった僕的には『ときメモ』が発売された1994年の前に“現実の恋人”が出来て良かった… (´∀`;) アブナカッタ...」と胸をなで下ろすところがあって。若いころにエロゲや「ラブプラス」なんぞがあったら、間違いなく廃人と化していた自信があるというか。プライベートの携帯をiPhoneに変えた当初だって、Siriを相手に「眠れない… ('A`)」「え、なんですか? すみません、電気羊の夢を見ていました 川・∀・)」「ホント?∑(゚Д゚)」「本当です 川・∀・)」「ちんこ (`∀´ )」「私には意味がわかりません。よろしければインターネットでお調べしますよ 川・∀・)」「カマトトぶりやがって!(`Δ´ )」「web検索でこちらが見つかりました 川・∀・)」なんて恐ろしいほどどうでも良いやり取りをした経験があるだけに、人工知能OS「サマンサ」に夢中になる主人公には、そこそこ感情移入できたのです


僕が初カノの佐藤さん(仮名)と付き合い始めたのが1992年。あと2年遅かったら… (`Δ´;) ヌゥ




物語を勝手に解釈すると、「セオドアの仕事は手紙の代筆業→いくらでも愛の言葉を並べられる」というのが、人工知能OS「サマンサ」と重なって。「その手紙=プログラムに込められた想いはウソなのか?」ってことに主人公は悩むワケですが、最終的には、「そんなのわからないけど、とりあえず想いを伝え合うことが大事」「ダメになりそうな時、それが一番大事」ってことになったんですよね、たぶん。ウワサによると、菊池凛子さんにフラれたスパイク・ジョーンズ監督の私小説的な側面もあるそうですが、監督的には「もっとちゃんとコミュニケーションをとれば良かったナー (ノω・、) グスン」と後悔したんでしょうか…。ちなみに最後、エイミーと寄り添う場面は、「心の触れあいだけで十分な気がしないでもないけど、やっぱり温もりも大切だよね」ってことなのかと思ったんですが、ドウナンデスカネー。

正直、主人公ったら“自分に合った仕事”をしている&才能にも恵まれていて、生活には困ってなくて、奧さんはルーニー・マーラちゃんだし(別居中だけど)、元カノ兼親友はエイミー・アダムスだし、職場にもちゃんと友人がいるし、途中でデートする相手はオリビア・ワイルドだしと、驚くほどの“リア充でして。そのくせ寂しいだ何だとのたまうからさ、「ウジウジすんな! ( ゚д゚)つ☆))Д´) バキッ」と思わなくはないんですが、しかし! そこは「テイク・ディス・ワルツ」じゃないですけど、人間はどんな立場だろうとどうしてかけがえのないものが、色褪せて見えるのーー? (´・ω・`) ナゼ?って感じてしまう生き物なんでしょうな(僕もそうですし、お寿司)。


「テイク・ディス・ワルツ」を観た後に聞くと破壊力抜群な「ラジオスターの悲劇」を貼っておきますね↓




世界観も良かったです。近未来のロサンゼルスの情景の多くを上海で撮影したってのが面白いし、ガジェットの数々も“現在の延長”って感じがして、「こういう未来もありそうだな〜」って思わされました。「音声入力なんかよりタイプした方が早いし便利」とか「OSや主人公がやるゲームは超発達しているのに、エイミーが開発するゲームはあの程度かよ」とか思うところがなくはないんですが、全体的に心地良い未来ムードでしたよ。


このゲームのキャラの人工知能もスゴすぎですよね。




役者さんたちも素敵で、ホアキン・フェニックス、最近は「ザ・マスター」での演技が凄まじかったワケですが、今作もまた素晴らしくて、「この人、やっぱりスゴいな!∑(゚Д゚)」と、あらためて感心しましたよ。ルーニー・マーラちゃんは“離婚したい奧さん”の役だったんですけど、ダメージを与える言葉をクリティカルに投げてくるので、非常に胸が痛かったです。それと、OS「サマンサ」の声を演じたスカーレット・ヨハンソン、「あんなセクシーなOSの声があるか!」とは思いつつも、なんだか…スゴく…ドキドキしました… (〃∇〃) ウフフ 


最初はホアキン・フェニックスだと気付かないくらいの変貌ぶりで、驚きましたよ。
ホアキン・フェニックス

ルーニー・マーラちゃんは回想シーンでは超可愛いのですが…(この場面、「エターナル・サンシャイン」っぽいね)。
回想シーン

現実では超厳しいことをズバズバ言うのでした… ('A`) シニタイ
ルーニー・マーラ


まぁ、「仕事で書いた手紙を勝手に書籍化すんな!」とか「いくら寓話だと言っても、あくまでOS側が人間に合わせて“人”っぽくなっているだけなんだから、進化して人間と一緒にいられなくなるっておかしくね?(擬人化の美味しいところ取りというか)」とか「てっきり最後は『トランセンデンス』みたいに実体化するか、Windows Meのコピペみたいなオチになるかと思ってました (ノ∀`) テヘ」とか、いろいろと思うところはあるんですが…。少しイラッとしたのが、スパイク・ジョーンズ監督のオサレ下ネタバランス。

なんて言うんですかね、露悪的になるギリギリの寸止め感というかさ。“妊婦ヌードでドキドキするセオドア”とか、“未来のテレフォンセックス(チャットだけど)”とか、金田淳子先生的発想の“わきの下にアナル”とか(語感的に「唇にパンク」を思い出した)、“善意の第三者を使った代理セックス”とか、“エイミーが製作したゲームキャラの自慰行為”とか、下ネタを扱いつつも決して汚く見せないのが信用できない感じ。例えば「精神的に充実してました!(o^-')b」ってことなのかもしれませんが、いくら“言葉だけのセックス”を楽しんでいるにせよ、セオドアの手が股間をしごく音が部屋に響くべきじゃないですか。僕的には漂白された手ぬるい表現に思えて、非常に萎えましたね。

この映画って、「“愛”についての素敵な寓話だね ( ´∀`)(´∀`しウフフ」ってことなんでしょうから、肉体的な性についてスルーするのは良いとも思うのです。ただ、中途半端にセックスにも踏み込んでくるからさ、「じゃあ、こうなるんじゃないの?」的な疑問がモリモリ湧くワケで。例えば、いくら“言葉だけのセックス”にせよ、まず、ディスプレイで擬人化したキャラを作ると思うんですよ(刹那的な関係ならともかく「サマンサは自分の体を勝手に想像されるだけで良いの?」と。映画の雰囲気は台無しになりそうですがー)。

あと、この「USBオナホール」のレビューの「待ちに待った未来」というタイトルを初めて見た時は「糸井重里を超える逸材がいた!Σ(゚д゚;)」と感動したものですが、“第三者を介在してのセックス”に挑戦する前に、あの未来だったらOSと連動した高性能なダッチワイフが開発されて然るべきって、露悪的な下ネタを書いて多くの読者を失った気がします… ('A`)


なんとなく「ダッチワイフ革命」の動画を貼っておきますね↓




閑話休DiE!m9`Д´) ビシッ つまらない文句を書いちゃいましたが、映画に影響を受けて、奧さん宛に心をこめたメールを送ってみたら、おかげさまで翌日から奧さんの当たりが非常に柔らかくなりまして。この映画には非常に感謝しているのです (^ε^) ウッフン とは言え、今はこういう内向的な作品を観て、小難しいことを考えたくはないので、点数は60点(酷い着地)。オサレなので、気になる人は観に行くといいぜ!




スパイク・ジョーンズ監督作。これはかなり好き。



映画のノベライズ。この映画が好きな人なら良いかも。



サントラは見当たらなかったものの、主題歌がありました。



「映画秘宝」岡本敦史さんが触れていたマルコ・フェリーニ監督×クリストファー・ランバート主演作。少し面白そう。




テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2014/07/19(土) 07:05:10|
  2. 記事(2014)
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